電話越しに聞こえる
彼女の声にイラついた
わたしがいても平気で
誰もいないと言うあなた
そんなあなたにもイラついて
彼女との電話中
何度あなたの名前を
叫ぼうと思ったか
でも結局出来なかった
あなたに嫌われるのが怖くて
わたしはあなたの
O1番じゃない
かと言って
O2番なわけでもない
ただの女
何度あなたの彼女に
なりたいと思ったことか
あなたがしてくれる
腕まくらを
何度わたしだけのものに
したいと思ったことか
あーあ、
あなたの彼女が
うらやましいな
いつも一緒にいれて
わたしが知らない
あなたをいっぱい知れて
絶対わたしのほうが
あなたを好きなのにな
でももう遅いよね
あなたにとってわたしは
ただの女
これ以下になる
ことはあっても
これ以上になることは
ないんだもん
いっそのこと
「お前なんか嫌いだ」
って言われたほうが
楽なのになあー…
そしたら違う道を
進めるのに