普通ってなんだ?
プライドってなんだ?
人前に出るのが恥ずかしい。
出来ないことばかりで恥ずかしい。
どう思われるか怖い。
少しできたら、妬まれる。
私の存在価値とは?自問自答。
私は人の意見に左右されて自分がない。
自分がない自分が恥ずかしい。
自分がない自分が怖い。
人から駄目な奴と思われるのが怖い。
かっこ悪い自分を見せたくない。
劣等感からくるプライド。
なけなしの自分を守るプライド。
本当は、私は他人とは違うんだというのを見せたい。
でも、どう違うのかも分からない。
できなかった経験が根付いて私を不安にさせる。
褒められた記憶も、嘘だと思って否定する。
上手くいかなかった。
かっこ悪くても良い。
妬まれても良い。
人からの評価を気にしない。
自分は自分。
その自分をさらけ出したい。
さらけ出してみたかった。
「他人とは違う」って、大体が誤差の範囲だと思うの。
人生偏差値が80越えはオリンピックの金メダルやノーベル賞。
逆に30下回るのは「服が汚れるから学校で書道や写生はしないで」とか言うモンペや、コンビニの冷蔵ケースに入った写真アップしちゃうバカッター。
それくらいの最高峰や最底辺じゃないと、少なくとも社会的な意味での「他人とは違う特別」とはきっと言えない。
その間の、偏差値50前後な枠の中でちょっと優秀、ちょっと劣る、くらいは誤差の範囲。学力も顔の綺麗さもスタイルも友達の数も恋人とのラブラブ度も、大して差はない。
よっぽどのことがない限り、1位も最下位にもならない。
つまり特別にはならない。
あなたがもしオリンピックの強化指定選手だったり、超有名なオーケストラ楽団のコンマスを狙える位置にいるなら、存分に貪欲にトップを狙うべき。
しかしそうでないなら、まずは「自分は普通の人間だ」と認めることから、新しいプライドが始まるんじゃないかなーと思う。
多くの人の「特別、平凡」の基準なんて、
せいぜい周りにいる100人くらいと自分を比較した程度のマウンティングに過ぎない。個性派や変人を自称する人も、なぜか個性の塊であるハリウッドスターやグラミー賞歌手と自分を比較はしないでしょ?初めから届かないランクの人は弾いちゃって、同レベルの人とばかり比べてるってこと。
そんな狭い範囲の中の特別に、さほど価値や差別化はない。
と思えたら、単なる優劣以外の判断基準も見えてくるんじゃない?
何かを選ぶ時に自分が幸せか不幸せかで選んでもいいし、愛を優先か金優先か、でもいい。そうやって自分の軸を見つけて、それを尊重するのが自尊心だよ。
プライドは誇り、自分自身との約束。マウンティングで外部に振りかざすものじゃないと私は思う。