わたしが忘れても、忘れられたとしても、いまのわたしがこう生きてること自体が、一緒にいたということなんだと気づいた。
もうすっかり悩むことはなくなったけど、たまに考える。
思うようにうまくいかない今だったら、どんな言葉をかけてくるんだろう?しっかりしろとか自業自得だと怒られるのか、それとも余計なことを言わず見守っていてくれるのか。
それはもうわからないけど、でもそう考えると、誰かがわたしの中にちゃんと存在してるんだと思える。それはとても安心することで、やっぱりいまでも安心をもらってる。美化もあるけど、それを含めても、そう思える。
きちんと過去として、わたしの人生の宝物になったよ。
小さいときのお気に入りのおもちゃを忘れるみたいに、この先思い出さなくなっても、どこかにちゃんと残ってる。そんな自信を持てるようになった。
弱っちくてだめだめだから、ここのところ毎日半ベソだし、醜い気持ちにもなるし、人に優しくできなかったりもする。
でも、がんばるよ。たくさんの時間をかけてもらったものが、わたしのなかに蓄えとして残ってるから。
今日はこれから、すごく嫌な予定がある。だだをこねたくなるくらい。でもちゃんと乗り越えてくるよ。ここから半年、めげずに、人と比べずにやってみるよ。
すれ違う人とぶつかって嫌な顔をされることもあれば、たまたま会っただけの人に優しい言葉をかけられることもある。
そういうものだねと、笑って言える人になるよ。
心の底からありがとう。別の人間として生きていてくれて、ありがとう。