読みづらい文章です。ほとんど一人言です。
不安障害で処方されていた薬を減らしはじめてもうすぐ二ヶ月。
ここ数日、体調がすごく悪い。動悸やめまいはもちろん、お腹痛いし足も痛くて、こわばる。頭痛もするし食欲も減った。なんだか衰弱している気がする。昨日は今までで最大といっていいほどのパニック発作に見舞われた。
精神にもくる。このような体の症状を過剰に気にしすぎている。不安が強くて抑えたくても抑えられない。不吉な考えばっかり頭に浮かんで何をしてても楽しくない。
親にはなかなか理解されない。こういうことを理解しろと言うほうが無理だろうから、仕方がない。でも、せめて放っておいてほしい。心配してくれているのは分かるけど、もう何も言わないでほしい。ごめんなさい。
私自身、ある精神病に罹っていて、今でも薬を飲んでいる。約九年前に精神科病院に入院して、半年後、退院した。退院当初は、何が何だか分からず、服用する意志というよりは同じ習慣を守り続けるという頑固さによって、薬を服用していた。少し良くなると、自分は決まって自惚れて、なおってきたのだと思って、薬を減らしてしまう、それを母親に注意されて薬をまた飲み始める、というようなことが、何回かあった。そのような中で、私は自分の病気についての本を、何冊か買ってきて読んだ。最初は治りたいと思って、一生懸命に読んでいた。そのように読み始めたのは、退院して約5年後のことであった。私は、母親が色々としてくれて、そして色々な物や人のおかげでここまで来ることができた。精神病未治療期間という概念があるが、それが短いと予後がいいと書いてある。最初、そのようなものを読んだとき、自分には当てはまらないと、思っていた。服薬を自分で中止してしまうと数カ月か数年で、60%から80%の人が再発してしまうと、書いてあった。自分にはそれは当てはまらない、そう最近まで期待していた。結局、脳の機能というか生化学的な或は神経的なものが、発病までの長い期間で変質してしまっているから、症状がなくなっても、その基本となる脳の状態は中々変わらない、だから再発してしまうのだと、最近は思うようになった。自分はそうであるはずがない、私自身、そう思っていた。そう期待していたと言った方がいいと思う。ただ、次第に現実世界をみることができるようになりまた自分自身を大事にするということができるようになったりして来て、外の世界だけでなく自分自身についても、少しは現実的な見方ができるようになってきたと、自分では思う。それも、自分が治りたいと思って病気についての本を読んで知識を得たということもあると思う。残酷なことを言うようだが、薬が処方されたということは、勿論程度の問題はあるが、あなたの精神が、或は正確に言えば脳の精神的機能が、そのような薬を必要とする状態になった、と考えざるを得ないと思う。勿論、何故自分はこのような状態になってしまったのかとか、自分はこんなはずではないとか、自分は薬がなくてもやっていけるはずなのだとか、思うと思う。私自身、退院してからしばらくはそのようなことを考え、何か一つの原因があるのではないかと思って、学説的なことを調べていた。しかし、薬を飲みつつ、病気について勉強して、疲れていた身体も少しずつ回復してきて、そのような学説的なことも、考えなくなった。自分は精神病になってしまったと、最初は考え、この状態から何とか這い上がらねばと、思っていた。しかし、そのような煩悶を乗り越え、自分を受け入れることができたとき、「人生の正午」を過ぎたとき、こんな自分でもいいのかもしれないと、思えると思う。私自身は、様々な苦しみを受けた。それでも生きている。そのような苦しみを乗り越えた自分を、ほめたいと思う。今はそんな状態である。
だからあなたもきちんと薬を飲んだ方がよいという結論になってしまうのだが、少しは納得できるのかもしれない。精神科病院に入院するというのは辛いことだ。金銭的にも、時間的にも、そしてあなたの周囲にとっても、ものすごい負担になる。あなた自身も、あなたの人生の重要なところで、大事な時間を、闘病に充てなければならなくなる。人間は経験しなければ分からないものだが、それでも、こうして書いたものを読めば、少しは役に立つかもしれない。
余り役には立たなかったかもしれないが、この辺で書くのを止める。