『届く朝』
心映したような曇り空
でも僕は雨を降らさない
枯れた瞳にいつか花咲く
そんな夢をこの場所に
真っ暗な闇の片隅へ
深紅の命が教えてる
一人では誰も何一つも
温もりなど感じない
だけど影は重ならない
届く声も遥か遠く
生きてる事知りたくて
生きる意味を探して
もう少し大きくなれたら
もっと笑顔に触れたなら
誰かが放つ言葉がまだ
光も明日も閉ざしている
冷めた街見下ろす風景
僕は此処に静かな夜に
飛べないから望んでいた
靴じゃ未来には行けない
いくつもの海を越えて
時は刻み季節は巡る
この朝も陽が照らし飾る
泣き叫ぶ裸足の感情
この穏やかな平和は
傷つけても殺さない
涙は目に見えないもの
言葉は心に伝えたいもの
生きてる事知りたくて
生きる意味を探して
もう少し大きくなれたら
もっと笑顔に触れたなら
誰かが放つ言葉がまだ
光も明日も閉ざしている
冷めた街見下ろす風景
僕は此処に静かな夜に
消えない孤独感
終わりない脱力感
始めたら先に続く
そんな気持ちで
描いてみたい
一つ一つに意味の在る
涙は何処かで花開く
生きてる事知りたくて
生きる意味をなくして
もう少し強くなれたら
もっと空を見上げたなら
陽が放つ色彩はまだ
今も明日も与えてくれる
冷めた街見下ろす風景
僕は此処に始まる朝に
2008.5.16.22時