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大切な人へ。私が好きになったあなたは一体どこに行ってしまったんだろうね

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わたしは、来年社会人になるよ。

もう立派な大人。

あなたのことは、もうとっくの昔に許したよ。

それに、わたしの方こそあなたをたくさん傷つけてしまったよね。そんな私をあなたは許してくれる?

もう、許されなくても、私たちの人生は交わることはないから、だから許してくれなくてもいいよ。

ただね、たまにあなたが夢に出てくることがある。

人生は前に進んでるはずなのに、無性にあなたに会いたいと思う時がある。

もう交わらないものだと頭で理解してても、過去の願望は消えてくれないの。

わたしが昔のどからてがでるほどほしくて、手に入れられそうで、手に入らなかったものだから。きっと恋焦がれてる。

「思春期の異常な執着心」、きっとわたしのあなたへの感情はそう表現するのが正しかった。それは、わたしが痛いほどわかってる。どうしても、あなたの思いを確かめたいという気持ちが抑えきれなくて、あなたに遠ざけられてしまう未来が怖くて、自分でなんども、壊そうとしてしまった。

それなのに、自分の妄想が現実になって、あなたがわたしから離れようとしたとき、「ほらね、そうだったでしょ。」
ってそう思った。
あなたを信じられなかったから。ずっと。

それは、あなたのせいではなくわたしの問題だった。

あなたの一挙手一投足に怯えて、あなたに離れていかれることが何より苦しかった。

健全じゃなかった。

ことばだけじゃ信じてあげられなくてごめん。

あの日々が終わって、あなたが、私たちの関係は依存だったと言った時、わたしはひどく悲しかった。

わたしは、あなたにとってピュアな初恋の相手でいたかったから。少女漫画に出てくるような、生涯忘れられない甘酸っぱい思い出として生きていきたかったから。

わたしはあなたに恋をしてた。

それは間違いないんだよ。

あなたのまとう空気と、喋るテンポと、もちろん顔と、何もかもが好きだった。
人より濃い肌の色も、わたしより少し高い背も何もかも。

でもあなたはどうだったんだろう。

ある時、あなたがわたしを見て、「あんたって可愛いんだね」って言った。
その時、わたしは嬉しさよりも、不安が勝った。

今まで気づいてなかったの?って。そう思ったから。
じゃあなんで付き合ってんだ?って。

どこまで行っても、先に好きになったのは自分だと思い知らされたから。だから、ずっと苦しかった。

わたしはあなたの気持ちが今でもわからないよ。

あなたにとって、わたしは好きな人だったのかな。ただ、都合のいい依存相手だったかな。

私はさ、あなたが本当に好きだったよ。

初めて会った時は、寡黙なあなたがどんな人かわからなかった。
たまに、風の噂でクールでかっこいいとかそんなことを聞いて、ちょっと気になってみたりしたけど、掴みどころがなくて私にはわからなかった。

初めての恋人と別れた時、ちょうど同じ帰り道にいたのがあなただった。

私にとってあなたは都合が良かった。私は1人が嫌いなどうしようもない人間だったから。

名前と部活が同じことしか知らなかったけど、だんだんと一緒に帰るようになった。

どうでも良かった。寂しくなければ、そばにいる人間に頓着したことなんてなかったから。

でも、その年の私の誕生日、登校してから鞄を開けて私は驚いた。
あなたからのプレゼントが入ってたから。
心底愛おしくてたまらない気持ちになった。
直接渡さないでぶっきらぼうに私の鞄に放り投げた姿を想像して、自然と笑ってしまった。

顔に似合わず、犬と猫のキーホルダーという可愛いものが入っていたけれど、そんなところも可愛かった。

今思えばその時から私はあなたが好きだったのだと思う。

登下校は一緒なのに、そういえば2人で遊んだことがないのに気づいて慌てて、映画に誘ったのがその時だった。

なにを見たかな。

新作のアニメーション映画だった気がする。

正直何にも覚えてない。

わたしは、なんの会話をしてあなたと笑い合ってたんだろう。

あなたのなにを好きで、なにが嫌いだったのかな。

あの時は、あんなにも手放したくなくて、そばにいて欲しくて仕方なかったのに。

こんなにも感情は変わってしまうんだね。

私ね、あなたにもう会っても、目を合わせることができないの。

目を合わせるとね、いろんなことを思い出して、苦しくて、トラウマが波のように押し寄せてくるから。

本当はね、あなたとちゃんと話がしたいんだ。

でも、目を見ると硬直してしまう。


自分にとって心底無価値な人間を見る目を
あなたは私に向けるから。

私はね、あなたの前で見栄を張ってしまう。
誰かに愛される自分を演出してしまう。それは、私は無価値じゃないって必死にあなたに訴えてるんだ。ハリボテなそんなものあなたにはお見通しなのに。

怖くて、苦しくて、やめられなかった。

1番愛されていたはずなのに、だんだんと興味が失せたように捨てられた。

私にはあなたがずっとわからなかった。

最初はどんなに愛しいかを語っていたのに、だんだんと無口になった。

忙しいが口癖になり、泣いている私を面倒なものを見るめであなたは見ていた、

あなたを好きだという私の思いに耐えられなくなったあなたは、私をどんどん遠ざけていった。

連絡も返ってこなくなって、1週間の未読無視が頻繁になった。学校でも話しかけてこなければ、話しかけると無視をしてくるようになった。

他の友人には笑顔を見せるのに、私には笑ってくれなくなった。

他の友人とは、時間を取って会おうとするのに、私とは会ってくれなくなった。

話しても、あなたを嫌いになったわけじゃないと言った。恋人でいることが苦しくて、それなら友達に戻りたいとそう言われた。

ますます訳がわからなかった。

私をゴミのように扱う友人なんて私には要らなかったから。

恋人として向き合わないあなたと、いまさら友人になんてなれるはずがなかった。

ずっとあなたがわからない。

あなたから私を振ったはずなのに、わたしにたまに会いたいと言ってくる。思い出を捨てないで取ってあると言ってくる。わたしの手紙を捨ててないっていう。

私にはわからないよ。

中途半端にしか私を捨ててくれなくて

私はもうどうしたらいいかずっとわからなかった。

でも、友人に戻れるほどあなたに対して無関心でも、恐怖心がないわけでもないから、もう近づけない。

あなたが私を好きだと言ってくれれば、

どうしたらいいかわからなかっただけで、大事だったと言ってくれれば、いくらか私の思いは救われるかな。

以前話した時はね、謝る以外できないと言われた。謝ったって何にもならないって言ったら激昂された。

こんなに、私に怒りを露わにしてるのは初めて見た。きっとずっと我慢してたんだろうなって思った。

でも、謝って、自分だけ楽になって、私を忘れて生きていこうと言うのなら、私は到底受け入れられなかった。

怒りを露わにするあなたは怖かった。

私には、あなたがもうわからないんだ。

優しく私に笑いかけてくれたあなたはどこを探してもいないから。

私が好きになったあなたは一体どこに行ってしまったんだろうね。

もう2度と、愛することはないとわかっているのに。

どうしようもない喪失感が拭いきれない。

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