僕の現在位置です
10月初めての通院日。
心理師と会ってきた。
前回からのトランジションは自然な流れでうまくいったと思う。
カウンセリングの場では、時間的な連続性よりも「きょう話したい内容」や「今の感情の共有」を大事にしてもらっている。
とはいえ、agenda-based なスタイルを取るという特徴は PTSD 以外の症状で実施されるそれと同じなので、前日の夜には布団の中で思考を回しながらシミュレートする。
心理師はあんまり自分の意見を言わない人だ。
それは僕が尋ねないからってのもあるだろうけど、誰かの意見が欲しくてセッションに参加しているわけでもない。
いずれにせよ、いろんな意味で助かっている。
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自分の人生の舵取りは自分にしかできない。
心理師はそれを見守り、課題整理を手伝う存在。
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小さな創からトロトロと流れ出す思い。
長い年月をかけて濾過されるどころか中身が凝縮したのだろう、あまりいい色をしていない。
だから見せるのにも躊躇するし、角の取れた丸く優しい言葉にして伝えることが必要だった。
こちらの云わんとするところを受け取ってもらえたけど、あの心配が消えたわけじゃない。
これから数回は続くであろうやりとりの中で、自分がもつのかという心配も頭をもたげている。
それを言葉にするってことは、意識的にそういう忌まわしい映像や音声を頭のバッファに置いておかなきゃならない。
発した言葉が跳ね返って、自分へ向かってくる怖さもあるんだ。
これからどうなるのか。苦しみから解放される日は来るのか。
それは誰にもわからない。
「わかるわけないじゃないですか」と言われないだけマシなのかもしれない。
cPTSD 自体も研究途上の病だし。
それでも外国に目を向けると、興味深い研究が進んでいる。
英国の論文で“私の心が痛むとき、私の体もまた痛む”というコンセプトのもと、RTA(再帰的テーマ分析)を使った質的研究の発表があった。
cPTSD と慢性身体疾患の度合いには相関があって、精神的な健康が痛みによって邪魔されたり、トラウマティックな出来事が痛覚を強めたりするそうだ。
真っ暗なトンネルを進み続けている。
光が見えると信じて。
♪Sails Of Your Soul / Grand Connection feat. Grover Washington Jr.
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