気づいたら包丁持ってた
学校が恐ろしく怖く感じた
隣のクラスから聞こてくる怒り気味の声、なぜかずっと機嫌が荒い口調の先生、突然の大きな笑い声、休み時間のざわざわ
全部怖かった
行きたくなかった
でもその前の日に行くって言ってたから、行かなきゃ行けなかった
でも行けなかった
死なないとって強く思った
気がついたら包丁持ってた
胸がバクバクした
試しに指を押し付けてみた
切れなかった
下に辿ってみたりしたけど、怖くて力が入らなかったのか切れなかった
絶望と安堵が入り混じった気持ち悪い感情だった
だめだと思って包丁を片付けた
何も出来ない、ビビリ
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