葉月のそら
どこまでも蒼く
爽やかな風が掛けて行く
生命の息吹がわたしを殺して
どこまでも連れて行ってくれる
そんな夜にあなたは現れたの
どうして隠れてしまうの?
『私があまりに明るいと
あなたは眠れないでしょう?』
どうしてそんなに眩しいの?
『暗がりでは目の利かないあなたを
守るためよ』
どうしていつもそばにいてくれないの?
『━━━━━━━━━━━━━━━』
どうしてそんなに美しいの?
『━━━━━━━━━━━━━━━』
どうして私を置いていってしまうの?
『━━━━━━━━━━━━━━━』
“どうして ����� ?”
『あなたが大好きよ。』
今宵もあなたはきれいね。
きっと明日もきれいだわ。
ねぇみて、あなたのために
おめかししたのよ。
かわいいでしょう?
あなたはいつも笑ってるだけね
泣いたりしないの?
わたくしは泣くわよ
あなたを取り上げられたり
あなたが見えないように
目を塞がれてしまったら
わたくしは耐えきれずに
泣いてしまうわ。
泣くことは悪いことじゃないのよ
あなたも泣いていいはずだわ
かわいいあなた
愛おしいあなた
ずっとわたくしのそばにいてくださる?
いちびょうもわたくしを
忘れないでいてくださる?
わたくしは、さんそにふれられないの
だからあなたに手を差し出すことすら
できないわ
無花果と
ライチと
林檎と。
まぁ
襲われてしまうわ
あなたがその血を滾らせるのね
あなたが彼を憤怒させるのね
わたくしは溺れてしまうしかないわ
深くてねむたい海の底で
あなたの輝かしいきおくすら
すべてなかったことにされるのね
悪いのは
わたくし?
あなた?
分からないわね。
みにくいあなた
憎たらしいあなた
愛してるわ
おやすみなさい
血と骨と亡骸の上でねむります
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