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あたしは一体どうすればよかったのかな。「好き」がなかったあたしが、「好き」を見つけて、愛して、失恋する話

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一体あたしはどうすればよかったのかな。
みんなならどうするのかな。

周りの人間みたいに、「これ」と言える「好き」がなかった。
普通の女の子になりたくて、アイドルに流行りのファッション、アニメ、漫画を試してみたけど、あたしには合わなかった。
あたしがしっかりくるのはジャズとミステリ小説とかで、クラスの輪に入ることなんて到底無理だった。

そんなあたしが唯一、胸を張って「好き」だと言える存在が、とある女の子だった。

彼女はあたしの一個下で、部活も委員会も一緒。
音楽の趣味は合わなかったけど、本の趣味は一緒で、よく本をおすすめしあってたっけ。

彼女はとても優しくて、例えるなら天使ような人だった。
時折見せてくれる微笑みは、あたしの心を包み込んでくれた。とにかく、どうしようもないぐらいかわいくて、愛しくて。その人を一生をかけて守りたいって、思ってた。

あの夏、デートに誘ってくれた時は、死んじゃうぐらい嬉しかったなぁ…。
普段ヘタレな彼女からなんて、尚更。
行き先はテーマパークだった。
お揃いのカチューシャをつけて、いっぱい写真を撮った。どちらかというと、あたしが彼女を撮ってたのだけど。

けど、幸せな日々は、一瞬で過ぎ去ってしまった。
あたしが、彼女を傷つけてしまった。

夏の終わり頃、彼女があたしにLINEで相談をしてくれた。
内容は「友達が待ち合わせに来ない、ドタキャンされたかも、嫌われたかも」。

あたしそれを聞いて、嫉妬しちゃったの。あたしとは1回しか遊んでないのに、その人とは何回も遊んでるみたいで。でも確証はなかったから、その子との関係を聞いてみたの。そしたら、案の定「例の子みたいな関係」って。昔、その例の子とデートしてるってことであたし、ショック受けちゃって、しばらく病んじゃって。それがぶり返すんじゃないか、あの時みたいに、彼女を取られちゃうんじゃないかって、パニックになっちゃって。彼女を突き放すようなことをたくさん言っちゃって。終いには、
「あーあ、終わっちゃった。あたしの初恋が、こんなにも呆気なく終わっちゃったよ」
って、送ってしまった。

あぁ、なんて馬鹿なんだろう、あたし。
あんなこと言っちゃって…。もう、元には戻れなくなっちゃった、ね。

彼女、あたしによく言ってた。「すぐに謝るのやめて」って。でも、あたしにはそれができなかった。翌日LINEで謝罪をした。
彼女のいない人生なんて考えられなくて。
彼女を心の底から大好きで。愛してて。


もう、何も失いたくなくて。


大切なものがどんどん離れていく瞬間って、悲しいよりも怖いの方が強いなって思うの。あたしが死んだ時、だれも悲しんでくれないんじゃないかなって。

死にたいわけじゃない。ただ、死ぬ時に一人は淋しいなって思うだけ。今はそんな風に考えるあたしすらも気持ち悪く感じてしまう。
だって、大切って、そう言うことなんじゃないのかな。大きく切ない。

あたし、彼女のことが本当に好きだった。
どこまでもまっすぐな瞳や、つややかな黒髪、そしてちょっとだけ高い声。ここには書ききれないくらい、彼女が好きだった。

でもあたし、やっぱ重かった。自分でもそう思う。好きが止まらなかった。
彼女は、あたしの十数年という短い人生の中で、初めて、心の底から好きと言える存在だった。この人になら、自分の弱いところを見せても失望されない、愛してくれるかもしれない、とさえ思っていた。謎すぎるな笑。

心に鎧を着せれば「自然体でいなよ」と言われ、自然体でいれば「こんな人だとは思ってなかった」と言われ人は離れていき、でももう何も失いたくなくて、強がって、虚勢張って、なんとか生きて。
あたしって、そういう人間だったから。

彼女とはそれ以降気まずくて、半年以上まともな会話はできてない。自業自得なのに、辛い。さっき彼女の好きなところをちょっとだけ言ったけど、でも一番好きなのは、守りたいのは、惚れたのは、彼女の笑顔なんだよね。

あたしは、彼女が幸せでいてくれれば、それ以上、何も求めない。それが、あたしの幸せ。あなたを傷つけてしまったのだから、それがあたしにとってどんなに苦しくても、正解。


あたしは、彼女のことを諦められなかった。この気持ちを捨てきれなかった。彼女の隣にいたかった。彼女の隣で、彼女の幸せを作りたかった。あたしのことを好きになってほしかった。

「今更頑張ったって、もう無理なんだから諦めなよ」って、数えきれないぐらい言われた。何度も、何度も悩んだ。そのたびに苦しくて、それでも、やっぱり彼女のことが好きで。でもね、結論はわかりきってた。彼女が幸せでいられるなら、それがあたしの幸せ。きっとそうなんだよ。

でも忘れようとすればするほど、彼女のことが好きになって。どうしようもない感情のやり場に困って。もう、わけわかんない。

毎晩寝れなくて、思い出して、泣きつかれて寝る。
起きる、学校行く、辛いけど部活で顔を合わせる、家に帰る。
不思議と、学校では泣かないのに、部屋のベッドの上では涙が止まらない。
なんであんなことしちゃったんだろう、どうすればよかったんだろう…。後悔が止まらなくて。でもやっぱり諦めきれなくて。彼女のことが心の底から大好きで。愛しくて。
あんなに酷いことをしてしまったのに、振り向いてくれないかな、とか思ってる自分が傲慢で汚い存在とわかってるのに。それでも、やっぱり、諦めきれなくて。

好きって、面倒くさい感情。
でも、一度知ってしまえば、無いと辛い。

部屋の窓を開けて、アンニュイな気持ちになりながら、「彼女も同じ月をみてないかな」ってベタなこと考えながら月を見やってみる。新月なんだから、そこに月なんてないのに、涙が止まらない。桜並木に目をやってみる。今は冬だから花なんて咲いてないのに、花びらが散ってるように見えて、彼女の声で「来年は一緒にみたいですね」って聞こえてくる。あのころは、こうなるとは思ってもみなかったね。当たり前のように、ずっと仲良くて、お互いに大切な存在でいれて。彼女の優しい声を思い出して、また泣いてしまう。幻で泣いちゃうなんて、あたしも弱くなったなぁなんて思う。これを打ちながら、また泣いて。

彼女はあたしに「好き」を教えてくれた。生まれて初めて、愛するって素敵だなって教えてくれた。「好き」を失うと、苦しいってことも教えてくれた。

諦めなきゃな。わかってるよ。でも気づいたら目が追ってるの。彼女の瞳に恋をしていた。彼女が教えてくれた、「君の瞳に恋してる」という歌。教えてもらった時には、明るい恋の歌だなぁなんて思ってたけど、今聞き返せば、失恋ソングだなぁなんて。

「please let me love you」。
お願いだから、愛させて。

まさに、いまのあたしだなぁ…。
もう諦めなきゃなのに、まだ好きだなんて、あたしも人間だな。自分から勝手に失恋するって、こんなに辛いんだね。

これが彼女に届くことはないけど、一応認めておくね

あたしに「好き」を教えてくれてありがとう。愛することの喜びと、それがどんなに素敵なことか教えてくれてありがとう。
あなたのおかげで、生きてて幸せだなって思える時がありました。本当にありがとう。傷つけ、苦しい思いをさせてしまったよね。ごめんなさい。ごめんなさいで赦されることではないよね。
あたしはもうあなたに必要な時以外関わらない。し、片想いもやめる。

だからどうから幸せでいてね。
愛してたわ

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