03012555.何かと古い物件に住んでいるものですから、あちこちガタが来ているところもありまして、目に見えるところはちゃっちゃか直してしまうことにしました。

03012555.何かと古い物件に住んでいるものですから、あちこちガタが来ているところもありまして、今年に入ってからはキッチンやら風呂場やらの水漏れが気になっていましたが、流石に手を入れないとアカン感じになって来ましたので、目に見えるところはちゃっちゃか直してしまうことにしました。

部材はホームセンターで買ってくれば良いとして(そもそも大家さんに言えば良いのではないか、という当然の疑問は無視)、その前に止水栓を探さなければと部屋の中を見てみましたが、どこにも無いよなぁー、と思いながらアパートの周りをぐるぐるしていると、草むらの中に青色の蓋を発見しました。おおー、繁ってる繁ってると感心？しながらコックを捻って水が止まることを確認してから、部品一式を買って来て、スティービー・ワンダーを聞きながら――マジで神様です――さっそく作業開始しました。

一通りばらしてみると、結構サビも目立つなぁと思いましたので、交換しないところは軽くさび落としをして、スピンドルにはグリスを、つなぎ目のネジにはシールを巻いて組付けてみます。こういう作業をしていると頭の中が空っぽになるので、見つけた時には好んでやることにしています。止水栓を開いて水を通してみると、おお、漏れも無くなり良い感じです。

この頃は色々の料金も上がって来ましたので、ついでに買って来た節水がどうたらと云ったシャワーヘッドやらも取り付けてみましたが、こっちも気持ち良さそうで良い感じです。原状回復云々の話もあるので、パーツは押し入れに封印して、汗を流す為にシャワーを浴びました。昼下がりの灰色の浴室って何か気持ちが良いです。――あの人は今もきっと、夜が更けた頃に帰って来て、くたくたになりながら、ブラウスも脱がずにシャワーを浴びている。美しい不思議な水死体のように、浴槽からお湯を溢れされながら微睡んで――別に意味なんて無いわね。