死にたいと思わなくなった時って
救われた時だと思ってた
この苦痛がなくなったら
死にたいと思わなくなるって
そう思ってた
でも違うんだね
死にたいすらも思わなくなった
抱けなくなった
贅沢なんだろうな
人はどこまで行っても
僕は、初めて声を上げた時
きっと、寒いって泣いたんだろうね
生まれた時から、心が乾いていて
ずっと、愛を求めてきた
いや、ちょっと違うか
愛を最愛の人に注いで、
またその人から注いで貰える
そんな瞬間をずっと、渇望してきた。
ずっとずっと。
もう記憶もない程幼い頃から、
私は胸の痛みを抱えて生きて
その痛みの強さは変わらず、
思わず立ち止まって、
手のひらを強く握って
胸を押さえるくらいに
痛くて、痛くて
痛すぎた
魂が欠けてるみたいに
ただ分からない何かを求めてる
今でもそれはまだ満たされていないし、
もう満たされることは無いかもしれない
小説みたいだね。
ロマンス劇場かもしれない。
死にたいと思うことすらなくなった
それ程確かに、私は感情を失った
凪いだ心は何も訴えてこない
演技のように怒る私を冷静に見つめるだけ
それなのに、痛みだけはなくならない
痛くて痛くて、ズキズキして
なのに平気なフリをする
でも、このままずっと
蹲りたくなるほどの痛みを
一生抱えて生きるくらいなら
僕は、……死ぬかもしれないね
不幸じゃないのに、欲張りだね
欲張りなのに、欲しくない気もするんだ
もし、さ。
もし、愛を受け取れた時
この痛みが消えなかったら…?
そう考えるだけで、死ななきゃいけないって恐怖感が襲ってくる
死ななきゃダメないくらい、怖いこと
だから焦る。
焦るように恋を、愛を求める
だから、ずっと
僕はひとりきりで蹲る。
何よりも
どのトラウマよりも
どんな痛みよりも
もっとずっと怖いこと
すきで、求めた人の隣で
幸せを感じられなかったら
どうなるのかな、意外と冷静に
別れるのかもしれない
それから、また探して
探して、ダメだなぁって笑う
だって、人生で1番好きになれた人を
もう既に自分から振って
私は何を求めるんだろうって
自己嫌悪して
それから、多分お酒を飲む
そして、最後は1人で死ぬんだ
冬の山の中で、
大好きな季節と自然の中で
車の中、1人で死ぬんだ
そこまで想像できるから
僕はずっと臆病なまま
1人で生きる方がいいんじゃないか
そう、思ってしまう
本当は違うくせに
本当は1人きりの人生の時の方が
ずっと早く死ぬくせに
本当は誰よりも暖かさを求めてるくせに
本当は幸せなんて感じられなくてもこのまま演技できるくせに
それでも、やっぱり
痛みが忘れさせてくれない
無視できないほどの激痛が
僕をひとりにさせてくれない
僕を過去に置いてくれない
僕を生かして縛り付ける
恋をしてる瞬間はマシで、
愛を持つ瞬間は痛くない、
でも、ね
痛くない瞬間が1番辛い
息が震えて上手くできないくらい
体が恐怖で震えが止まらないくらい
寒くて、無いものの虚しさが引き立つ
目を閉じても、息を止めても
耳を塞いでも、
笑っても、泣いても
どうしようもない、喪失感が
僕の悲鳴を訴える
本当は誰でもいいんだ
誰でもいい
この一生をかけてでも無くしたい喪失感を埋めてくれるなら、無くなることの無い痛みをなくしてくれるなら
誰だっていい
...失望した?笑
誰にでも優しくする僕も、
誰にも心を許さない僕も、
誰かに好かれたいからっていう当たり前の感情から来てるだけ
好かれて、そのうちの誰かに助けて欲しいだけ
助けてくれる存在を、探してるだけ
でもやっぱ、
誰でもいい、なんて言ってるうちは
誰にも好かれないだろうね
そしてきっと、……
ただ、本当にただ
それが欲しいだけ
恋人、想い人、パートナー、
そんな名前で呼ばれるそれが
ただ僕にっての唯一になってくれるそれが
欲しいだけ。ほしくて、
それだけのために生きてる
そのためなら死んでもいい
笑えばいい、馬鹿にすればいい
僕は笑った、馬鹿に思う
でも、どうしてか
生まれた頃からそうだった
そうでしか無かった
ああ、本当に
誰だっていいんだ
誰だって...
誰も、
だれも私を見なくていい
矛盾だね
ねぇ、助けてくれる人いない?
いないよね
いなくていいか
信じるには疲れたし
信じさせるには、嘘が多い
ここでの今までの全部は嘘だったんだ
だってそうじゃなきゃ
こんなこと言わないでしょ
心配も、感謝も、尊敬も
本当に思ってた
でもきっと、好きとかそういうのだけは
嘘だった
嘘だったんだ
だから、僕は救われない
救われなくていい
救わないでくれ
うそ、
嘘嘘嘘嘘嘘。
救って欲しい人がいる
救ってあげたい人がいる
救われたい人がいる
救ってもらいたい人がいる
うそ、嘘だよ
それも嘘
嘘じゃない、、?
いいや、うそだよ
救われたいのは本当
救って欲しいのも本当
救って欲しくないのも本当
好かれたくないのも本当
好きじゃないのも、本当
誰よりも愛されたい僕と
誰よりも愛される資格のない僕
誰よりも愛を嫌ってる僕
誰よりも愛されたくない僕
ごめんね、騙してて
ごめんね、騙されてた
ごめんね、騙してる
好きだよ。大好きだ。
君達を、愛してる
紛れもない嘘
隠せない真実
本当に思ってる
本当はすきだから
助けて
助けてよ
本当に誰でもいい
誰でもいいんだ
誰でも、いいから
僕を止めて
やだな、流したくない
でも、流すんだ
ごめんね、僕
きっと、後悔する
ごめんね、皆
きっと、後悔させる
ごめん、でも
きっとまたここに来てしまうから
だから、その時は返事はしないでね
ごめんなさい
まあ、ないか
ないよね、ないで欲しい
どうせだって、死ねないから
どうせだって、死なないから
安心した?
安心してね
僕に優しさは必要ないよ
むかしむかしから始まった話は、
悲しくも、楽しく愉快な話。
それでも僕はずっと痛みを抱えてる
それでも僕はずっと救われない
もし最後に救われた時、僕は死ぬから
きっと、それは幸せな終わり
僕の夢見る、唯一の楽しみ
メリーバッドエンドと呼ばれる終わり
来ることのない、幸せの続きを
僕はずっと夢に見て求めてやまない
叶わない夢、叶うことの無い夢
叶える気のない夢
僕の描く未来に、幸せの長寿はない
どれだけ死にたくても、
どれだけ消えたくても、
変わらずにある痛みと喪失感だけは
僕を絶対的に生かしてきた
これからもきっとそうだろうね
だから、もういいよ僕
救われようとしないでね
救わないでね
救おうとしないでね
苦しいだけだから、悲しいだけだから
虚しいだけだから、傷つくだけだから
愛なんて嫌いだ。恋なんて無謀だ。
好きなんて、一緒にいたいだなんて
まやかしだ。
疑ってかかるよ。
信じてなんかやらないよ。
どれだけ嬉しくても、手は取らないよ
いい加減ウザイって捨ててね
私には救えないって諦めてね
無理だって、意味わからないって
突き放してね
どれだけ、求められても
本物じゃなければ
届かなければ
目に見えて触れなければ
僕はどれも救われないから
救われたいよ、救って欲しいよ
でも期待するだけなんて救われないから
余計に辛いから
だから、もういい
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