私の人生はもう私の手には戻らない。
きょうだい児として生きることを課せられてから、私は願いをかなえる道具に成り下がった。
学校や衣食住などでは均等だった。ただ肝心な自己肯定感や愛着は育てられなかった。
願いや期待に応えなければいけない自分と、年相応の自立したい自分が葛藤して、不自然な人間になった。常に葛藤がつきまとい、苦しみ、結局私も障害者になった。常に薬を飲まなければ安定しない精神病を患った。
それでも親の関心、溺愛は知的障害を持つ兄妹だった。甘やかして、こだわりによる物だらけの家になった。中年の大人が何かするたびにベタ褒めして、私にも褒めることを強要する。
出ていきたいのに出られない。皮肉にも精神障害のせいで仕事や生活が安定しないから、簡単に出ていけない。
私だって、私だって。
人並みの青春が欲しかった。好きな人に堂々と告白したかった。興味のある学部に進学したかった。兄妹のサポートを意識しすぎずに人生の大きな選択をしたかった。
大切で、でも大嫌いな家族。
今の私は自分のことも兄妹のことも満足にできない無気力な人間。
どうすればよかったのか、もう分からない。
苦しいよ。私の心がどこにもない。
もう取り戻せるはずない。人並みのものは何一つ手に入らなかった。
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