あなたと出会って6年、恋をして4年ほど。
とうとう昨日、お別れの日を迎えましたね。
ずーっと同じ場所に留まって欲しかったけれど、そんなことはせずに飛び立っていくあなただからこそ、好きになったのだと思います。
同性の友達から向けられる恋愛感情など、あなたを困らせる要因にしかならないから、この気持ちは絶対にさらけ出すことなく、あなたと日々を過ごしてきました。
きっとあなたは私の想いを知っても、嫌な顔1つしないでしょう。それくらい想像は出来るほど、あなたの近くにずっといた。
想いを打ち明けて、優しいあなたを困らせたくない。そう思っているのは本心だけれど、本当はそうやって銘を打って、ただ自分が傷つくのが怖かっただけでした。
昨日、電車の中で手を振るあなたを見ながら必死に涙を堪えました。絶対に悟られてはいけないこの想いと一緒に涙をグッと堪えました。もっとあなたの顔を見ていたいのに、早く電車が動いてほしいと、矛盾した想いを抱えていました。
結局、あなたの前で涙をこぼすことはなかった。最後まであなたの、“お調子者の友達”でいられて良かった。
今までも好きな人はいたけれど、好きな人のために涙を流すことは、ここまで感情を揺るがされることは、初めてだった。自分がここまで他人に対し必死になれることを知れて、嬉しかった。
どこか人と違う、独特な雰囲気を纏うあなたに連絡する勇気はもう私にはないけれど、どうか幸せになってください。私が幸せにしたかった、この想いは一生閉じ込めて私も幸せになります。
今はまだ、あなたの文字を見ただけでその文字はぼやけて見えてしまうけど、幸せになります。
でも、あなたが幸せであることを知れたなら、それ以上の幸せはない。
新しい場所にて、あなたに幸多からんことを。
今までありがとう。
あなたの隣にいられた私が、世界で1番の果報者。