変な夢を見たので書いてみる。
特に意味はないけど、話すことで何かしらなるかと考える。
しっかり覚えてるわけじゃないけど、中学の頃の友人が出てきた。
大きめの机に私、右に友人A、折れて知らない人が二人、大きな荷物を囲んで座っている。
そこから机二つ放れたところに津波で亡くなった友人Bが座っていた。
私とAは口喧嘩を始めた。
Aが交通事故に遭ったとき、私が心配のメールを送らなかった事が原因らしい。
((余談だが昔Aをいじめるグループに属さざるを得なくて、中学になってそれを解消したという経緯がある。夢の中に出てきたメモにはその部分、Aが交通事故に遭ったとされる部分が空白になっていたので怖い。))
勿論心配しなかったわけじゃないというのが私の言い分だ。
交通事故に遭ったと聞いてメールどころじゃないと気が動転したのと、怪我をしていたら返せないしいたくて辛いだろうからと控えたのが私だ。
そんなことを知りもせず一方的に言われたのが私は腹が立った。
Aは昔から逃げ出すのは得意だった。
大きな物音を立ててBのところへ逃げていった。
((Bとは生前大きな付き合いがあったわけではないが、小学校で転校してきた私にも優しくしてくれ、高校でも同じ学校に通った一種の幼馴染みである。
しかし体が弱く本人もあまりやる気のないほうで、保健室登校やサボりをしょっちゅうしていた。
地震の日は最後まで連絡がとれず、一緒にカラオケに行った日を思い出し、バンドを組むのが夢だと語っていたのを思い出しては涙が出る。))
夢の中でBはほとんど何も喋らない。
Aと話しているのは見かけたが声は聞こえなかった。
私はAに誠意を見せるという名目で八つ当たりしていた。
私たち一行は野宿の旅に出た。
暗い夜道だった。
アスファルトの横の畦道を歩きながら、止まる場所を探していた。
そこへちょうどよく拓けた場所を見つけ敷物を敷けよとAに言う。
Aがびびっているところに狐が威嚇しながら近づくので蹴り飛ばしてやった。
その後白い犬が私の手に噛みついてきた。
私は犬を払おうと首根っこを掴む。
噛み痕は毒蛇の噛み痕と似ていた。
そして私は犬を絞め殺す。
((正確には殺していない。ぐったりと痙攣していた。だが殺したも同然だ。))
餌が手にはいったと震え声でいった気もするが言葉になってなかったと思う。
そこへさらにもう一匹つがいが現れる。
ここは住めないと撤退を始める。
ここはこの犬どもの縄張りだから返そう、と指示を下した。
つがいが威嚇を始めると先程絞めた犬が反応する。
首からは血が流れていた。
私は犬を持ち帰るために紐を取り出したが逃げていた。
それでいいのだとどこかほっとしながら荷物を片付ける。
そのときどこからかナレーションが入る。
何を言ったのか思い出せないが、確か犬は仕留めたというような言葉を言っていた。
私はその声に戦慄していた。
確かに犬は仕留められ袋に詰められ、首にあたる部分から血がにじんでいた。
松ノ木の下で永遠に眠るだろうと言っていた気がする。
さらに言うとその下でAともBともつかない人間が寝ていた。
私は夢の中でAだと思った。
夢の中でこの荷物を持っていたのがAだからだ。
私はAの頭上にある袋を持ち上げたがポテトチップスしか入っていなかった。
首を上げれば目の前に血のにじんだ袋とも布とも区別のつかないものがもうひとつ布袋でくるまれた物と並べて明るい枝に置かれていた。
血のついたものが怖くて布袋を掴めばゾッとして手放した。
重みがなかったからだ。
見た目は梟のようななりだが袋の中身は分からない。
私はあまりの、まるで中身が入っていないかのような軽さに戦き血のついた方を握った。
半長靴とちょうど同じ重さがあった。
それを私は紙袋にいれようとしたのだが、結局いれたのかどうかは分からない。
気持ちの悪い夢を見ていると、私自身が気付き起きてしまった。
だから分からない。
だが入れなくて正解だと思う。
気持ちの悪い夢だった。
梟の軽さだけが手に残っている。
書きそびれたが荷物を片付けているとき車が三台連なって走ってきた。
明かりをつけていたが中は見えなかったし、大して私も興味を示さなかった。
この夢に何の意味があるのか、何の意図があって見せられたのか、ただ寝苦しかっただけなのか、私には解りかねることだが、ひとまず改めて命は大切にしなければならないと考えたし、下手をすればあの世に連れていかれたのではないかと考えるだけでゾッとするようなことを考えた。
これは私の夢の記録。
コメントするもしないも、批判するもしないも、私の夢の話としてだけは理解してほしい。
久々に現れた、
菊華より。