誰かに、心配して欲しい。
多分、ずっと心の底には、その思いがあった。
ハサミで手首に痕つけて「血って意外と出ないもんだな」って思ったこともあったし、自分の手やタオルで首を絞めて「このまま死ねたらな」なんて思ったこともあった。
誰かに、僕の理由のわからない心の苦しさを一時的でもいいから解消して欲しくて、文字で自殺を仄めかす言葉を発した事もあった。
多分、今までの行動全ては、誰かに心配して欲しいという思いが心の底にあったからなんだろう。
やっと、分かった。
死ななきゃって思う理由は、まだ分からないけど。
気付いたからには、心配して欲しい気持ちに蓋をしなければいけない。
独りで、生きていけるから。
頼れる人もほとんど居ないし、誰にも迷惑かけたくもないし心配してほしくもないから。
周りの人には、安心して自分の人生を生きて欲しいから。
大丈夫。僕はずっと、独りだから。
死ななきゃという気持ちを持ちながら、生きてるから。
もう、頼るのも、禁止だ。