「何かあった?」「話聞こうか?」
ごめんね。
気にかけてくれて。心配してくれて。ありがとう。
でもね、何もないの。
なにも無いから苦しいの。
普通よりちょっと下の人生。
親に私の特技って何?って聞いた。
答えは帰ってこなかった。
無視かと思ってなんども聞いた。
でも本当に思いつかないのかふざけ始めた。
いいよね。個性がある人は。
足が速い?頭がいい?羨ましいよ。私は。お前らが。
なんで神はひいきをしたの?なんで私に才能をくれなかったの?
お姉ちゃんも「わかるー」って言ってたじゃん。なんで絵がうまいし友達がたくさんいるの?
先生とか稀に親とか。
気にかけてくれるよねーくらーい顔した私を。
間を置いた。
今こんなこと書くのが馬鹿馬鹿しくなった。
こんな小瓶嵐に巻き込まれて砕けてしまえばいいのに。