幸せを噛み締めて、
生きていた過去の自分。
幸せだった、
自分の目に映る物全てが
キラキラと輝いていた、
2021年の夏。
半袖でよく100均のセリアに買い物に行った。
2年前の幸せだった頃の自分と、
一度くだらない雑談をしてみたい。
「ねぇ」
『誰?』
「2年後の君だよ。」
『えっ、!?』
「ところでさ、2年後の君は、
100均のセリアで何を買うと思う?」
『えっ…なんだろ?わかんない。』
「カッターだよ。」
『カッター?工作にでも使うの?』
「違うかな。」
『じゃあ…、何に使うの?』
「気持ちを落ち着かせる為に使う。」
「寂しいという想いを抑える為に使う。」
「甘えたいという想いを抑える為に使う。」
「次々と現れる壁を乗り越える為に使う。」
「偽りの笑顔で日々を過ごす為に使う。」
「自分が自分でいる為に使う。」
「そしてなによりも、今日を生きる為に使う。」
『うーん…、、
ちょっと何言ってるかわかんないかな。』
「わからなくていいんだよ。」
「ずっと、わからないままでいて。」
…なんて…ね。