一心同体のように思ってた、どんな時も一緒だった。
私は姉に支えられ、姉は私に支えられていると思っていた。まさか本当に死ぬとは思っていなかった。
純粋で繊細で心優しくて感受性が豊かで、世界のありとあらゆることに心を痛めてた。動物を救いたがっていた。
いつも一緒に料理をしていた。
料理の出来ない姉は私の指示に従うばかりだったけど、一生懸命やってくれた。
姉は私のことを自慢の妹だと言っていた。
自分の周りにはいつも私を会わせようとした。
それは本当だったのか。
私の存在が、姉の持つ劣等感を増長させたのではないか。
遺書もなく衝動のようにして自殺した姉。
来世でも姉妹として生きたい。