走る、走る。
僕は息が切れても夢中で走った。
君に会うために走った。
会えると思うと心が躍る。
心躍る夜に、君とお別れする。
君の家に来た。
窓から覗いてみた。
普通は変な人だがしょうがない。
君は寝ていた。
美しい寝顔で。
その髪に、その額に、
寿命が尽きる前に触れてみたい。
そっと、撫でてあげるんだ。
「優星、、、?」
「起こしてしまったのか、、、?」
君を起こしてしまったようだ。
ただこちらにとっては好都合だ。
最後に声を聞きたかった。
「僕は、君を愛していた。
だが、もう今夜でお別れだ。
今までありがとう。、、、大好きだよ。」
僕の寿命が尽きるまで、あと1分、、、、、、
「優星、おわかれなの、、、?」
「ごめんね。でも、しょうがないんだ。」
「私は、優星と、お別れしたくない、、、」
「僕もだよ。、、、僕も、だけど、、、、」
仕方がないんだ。
寿命が尽きたら星になってしまうから、、、、!
「優星、?優星、、、、!!」
君が泣き出した。
泣き顔じゃなくて、笑顔が見たかった。
でも、寿命が尽きるまで、あと1秒、、、、
「優星!!!!」
さようなら。
僕から、肉体という思い皮が離れていく。
光り輝きながら、心躍らせながら、
空へとはためく。
キラリ、一粒の、
星になる。
心躍る夜に、星になる。
心躍る夜に、君とお別れ。
心躍る夜に、また、君に会えますように。
完
お別れまで、
残り2日。
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