「うぁ……うぁ……つあっ」
私は目を覚まし、立ち上がった。自分の腕を見ると血まみれだった。
「茉莉花ちゃん、目覚ましたんだね」
「茉莉花大丈夫か?」
兄者さんとおついちさんが心配してくれた。
……そうだ、飛行機が墜落して……ってあ!
「弟者さんは⁉︎」
「……っ」
どうやら二人も弟者さんが連れ去られるのを見ているようだった。
「これからどうしましょう……」
「まずは弟者を探すことが最優先だろ」
「弟者君を探すことが最優先でしょ」
二人とも弟者さんのことが気に掛かっているようだ。
……聞く前から答えは分かっていた。
「……それはそうですけど、行くあてまだないですよね」
焦りは禁物だ。まずは情報収集が必要だ。
この小説書きながら投稿しているのでそろそろ描いてる分に追いつきそうです。
そうなったら二日に一個のペースになってしまいます。
なるべく1日1個投稿できるようにします。
続きは#8にて