鬱病になってもう10年経つだろうか。
未来を決める大事な時期の大半をベッドの上で過ごしていた。
寝ていれば時間は勝手に過ぎていく。
そうすることで自分の心を守っていた。
今年もあっという間だったね、なんて本当は思っていない。虚無の中でひたすら時間が過ぎるのを待っていた。
あとこれを何回繰り返せば終わりがくるのだろう。
小さい頃から希死念慮があった。
もうその時点で自分の未来は決まってしまっていた。
未来に希望が持てず、適当な選択を重ねては今を生きづらくしている。
長く生きるつもりはないし、そうなる前に終わらせる。
誰かに「もう頑張らなくていいよ」と抱きしめてもらえたらどんなに救われるだろう。
名前のない小瓶
157780通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
(小瓶主)
主です。陰鬱とした書き込みにも関わらずあたたかいお返事をくださりありがとうございます。
1つ1つ何度も目を通していたら涙が出ました。
こんなにあたたかい言葉をかけて下さる方々がいるんだと。
皆さんが私の近くにいてくれたらどれだけ幸せだったでしょう。
私が昔死にかけた時、母はこう言いました。
「飼っているペットがいなくなったら(死のうと)好きにすればいい」と。
その言葉がいまだに刺さっています。
ただ一言、「生きていてほしい」と言ってほしかった。
誰かに肯定してほしかった。
だから、皆さんの言葉のおかげでまだ生きることができます。
本当にありがとう。
ななしさん
こっそり、ここだけの話なのですが。
うつ病を治す秘薬があるんです。
私は二十年待ちました。そして、私に合う新薬に出会いました。
あなたもきっと出会います。製薬会社のたくさんの人が、あなたのためにきっと作ってくれます。
もし、死にたいと思う気持ちが性格からきているなら、どうしようもないですが、
希死念慮は病気の症状です。効く薬に出逢えば、治るんです。病気だから薬が見つかれば治るんです。
だから、頑張らないで養生してください。つらいときは落ち込んで、泣けるときは泣いてください。
それで、暖かくして、おやすみなさい。
名前のない小瓶
私も同じことをよく思います。なんでこんな地獄みたいな世に生まれたのか。死んでしまいたい。でも怖い。そんな風にして私も長く過ごしてきました。
あなたが今苦しいのはきっと知らない間に頑張って生きてきていた証のように思います。私もあなたと同じように過ごしてきて気づいたことがあります。今生きていることは良くも悪くも偶然であるということ。
生まれてくることを望んで生まれた人は誰もいない。偶然ある男と女が出会い私たちが生まれただけ。今生きていることも偶然で、なにかタイミングが悪かったら死んでいたことでしょう。
明日生きている保障も誰もないです。きっと私たちが生きていることもそんな必然的なものじゃなくて偶然なんです。だから生きづらいなんて考えずにもっと軽い気持ちで生きてみてはいかがですか?未来なんて誰にもわからないです。もう頑張らなくてもいいんだよ。
名前のない小瓶
最後までよみました
生きてるだけでえらい、って言葉
あれが本当ならどんなに楽だろうと
思うことがあります
生きるのって大変な事ばかりで
主さんも、本当に頑張って
生きてきた方なんだと
勝手に想像いたしました
私の苦しみを重ねるわけではないけれど
主さんのような
頑張って生きている仲間がいるのだと思うと
少し息がしやすくなりました
頑張るってつらいですね
少しばかりの優しさを
プレゼントさせてください
リリィ
小瓶さんは頑張らなくていい。
今まで、たくさん辛いことと戦ってきたんだから、これ以上頑張らなくていいよ。
ななしさん
貴方のメッセージを読んでまるで自分自身の事のようだと思いました。
私も同じように寝て時間が経つのを、日々が過ぎていくのを耐えているような状況です。 現実が辛すぎて現実逃避で寝て時間を潰すのに悪夢ばかり見る事もあります。
新年も全くおめでたくなく又一年が始まるのかとうんざりしただけです。
私も貴方もきっと自分の出せる以上の力を出して生きてきたのでしょう。 生きるのって辛い事の方が多い気がします。
私が貴方を心の中で抱き締めますよ。
頑張らなくてもいい。 でも生きましょう。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。