『ずっと好きだったよ。』
Character:奏(かな) 陽(よう) 蓮(れん) 杏(あん) 咲(さき) 律(りつ) 星(せい) 篠(しの)
〜関係性〜
奏(かな)→陽(よう)のことが好き。杏(あん)の友達。
陽(よう)→奏(かな)のことが好き。蓮(れん)と律(りつ)とは友達。
蓮(れん)→ひそかに奏(かな)に思いを寄せている。陽(よう)と律(りつ)の友達。
杏(あん)→恋愛とは無関係。アドバイスはする。奏(かな)の友達。
咲(さき)→クラスのマドンナ。律(りつ)の彼女。篠(しの)の友達。
律(りつ)→咲(さき)の彼氏。蓮(れん)と陽(よう)の友達。
星(せい)→人気者。咲(さき)に思いを寄せている。
篠(しの)→咲(さき)に憧れて友達になった。
〜前回までのあらすじ〜
同じクラスの奏(かな)と陽(よう)は両片思い。
陽(よう)はこのことにきがついたが、中々気持ちを伝えることができない。
そんな陽(よう)の友達の蓮(れん)も陽(よう)と奏(かな)の気持ちに気がついている。
だが、中々素直になれない。
そんな複雑な関係の中、起こる悲劇とは、、、?!
〜第7話 蓮(れん)ターンstart〜
俺、小林 蓮(こばやし れん)は親友の佐藤 陽(さとう よう)と片思い相手の鈴木 奏(すずき かな)が両片思いということを知り、とても複雑な気持ちで過ごしている。
上手くいって欲しい気持ち半分。
失敗して欲しい気持ち半分。
恋愛については大先輩の律(りつ)に相談しようかと思ったけど、辞めた。
もしかしたらあいつ(陽)に言われるかも知れない。
と思ったからだ。
あれだ、これだ、と考えた結果、俺は奏(かな)に告白することにした。
とはいえ失敗に終わることは簡単に想像できる。
それでも良かったのだ。
それでも、奏(かな)に思いをつたえたかったのだ。
俺は、1週間後のクリスマスに告白しよう、と決めたのだ。
クリスマスには、奏(かな)、陽(よう)、律(りつ)、杏(あん)、俺の5人で集まる予定がある。
まだ何をするかは決まってないが、そのときがチャンス、俺はそう思った。
失敗しても、いい思い出になると思ったからだ。
それに、このまま2人が付き合うよりも、気持ちが楽だ。
この時は奏(かな)の本当の気持ちに気がついていた訳がない。
ただ1人、このときにもう奏(かな)の気持ちに気づいている人がいたのだ。