20代の男で一人暮らしをしています。
家族の中での立ち位置に困っています。僕は一家の末っ子で、昔から親や兄に目をかけて育ててもらいました。そのためか、自分がただ可愛がられるだけのマスコットでなければならないような考えを持っています。決して家族の中に波風を起こしてはいけない気もしています。しかし、そんなギスギスした関係に疲れました。
僕の家族は支配欲の強い人たちです。
母は、僕が同じ主張を持たないとあからさまに機嫌を悪くします。例えば、僕が母の好みに合わない本を少し評価しただけで説教が始まります。僕が第二次大戦の戦記ものに熱中して母に話したとき、「戦争はいけないことだから戦闘シーンのある映画ゲーム漫画アニメ小説全部ダメ!絶対に見るな!」としかられました。以降、戦闘シーンのある作品が家庭に持ち込まれるたびに彼女の説教はネチネチと続きました。彼女はリベラルな平和主義者のようで保守論壇をいつも憎んでいます。僕が保守系出版社の入社試験を受けたときは「私たちはそんな人間じゃないでしょう!」と怒りを隠しませんでした。
そんな母に育てられた兄も僕に対しての支配欲を発揮してくれます。兄は、服装のセンスからツイッターに書くネタ、自動車運転の心構え、将来設計、金銭感覚、公務員に対するイメージ、購入するパソコンの種類、スポーツの好みなどと多種多様なことについて僕に圧力をかけます。母と同じように、僕が少しでも異論を唱えると途端に不機嫌になります。(「その言い方はよくない。~したほうがいいと思うよ。」と彼はよく言います。むかつきます。「俺はそれが嫌いだ」とはっきり言ってくれればよほどすっきりするのですが。)そのまま声を荒げて、彼の社会観や歴史人物の名言を総動員して僕をやっつけようとすることはしばしばです。また、自慢話も多く、言外に僕からの賞賛を待っているのがよくわかります。僕がいまいちテンションがあがらず賞賛の言葉を出せないでいると、やはり不機嫌になります。
父だけは比較的まともで、僕の自由を認めてくれています。これが唯一の救いです。しかし、母や兄を止めることはほとんどありません。
家族と一緒にいると、息がつまりそうです。ここ数年作り笑いとおべっかを増やしたところ、家族との衝突は劇的に減りました。ただ、虚しさが日々強くなってきます。
僕は僕の家族が好きです。最近、昔のことばかり考えていますが、浮かんでくる光景のどれもが家族と過ごした楽しい時間です。一年に3,4回ほど旅行に連れて行ってもらえました。毎年クリスマスと子どもの日には好きな物を買ってもらえました。寒い日には着膨れるくらい服を出してもらえました。暑い日には必ずアイスを買って帰ってきてくれました。その他、暗い夜道で手を握ってもらえたこと、遊び相手になってくれたこと、泣き出した僕をなだめてもらえたことなど、恩を思えば限りがありません。
家族もたぶん僕のことが好きだと思います。だけどそれは僕のどの部分を好きなのかわかりません。極端な話、彼らには可愛がるためのマスコットさえいればよかったのではないか、僕の外側だけが必要だったのではないか、独自の意思を持った一個人としての僕はいらなかったのではないかとも思えます。
家族って、もっとお互いの違いを認めあう空間じゃないんでしょうか。今の僕の家族は上下関係こそあれ、対等な関係はないと思います。少なくとも僕にとっては息苦しくてたまりません。言いたいことを言える自由がほしいといつも考えています。
もうすぐ兄の誕生日がやってきます。その日はお祝いの電話をしようと思いますが、うまく笑顔を作れる自信がありません。自分の中でこれまで述べた悩みが大きくなってきているからです。自分でもこれから家族とどう付き合えばよいかわからなくなったので、ここに書くことにしました。何か感想でもいただければ幸いです。
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ななしさん
お父さんがまともなだけでも、いいじゃないか。
それは、かなりの救いになると思います。
以前、宛メに同じことを何度か送っているので、
また同じこと書いてやがると思われると思いますが、
私と母の関係も、あなたのうちの「それ」とそっくりでした。
自分の場合は、いろいろあって、自分なりのデッドゾーンまで来てしまい
考え方の歪みがあることにも気がついたのがきっかけです。
その流れで、親との関わり方が多いにおかしかったことも
深く関係していることにも気がつき、これは言わねば、と思うようになりました。
自分の言葉は伝わらないという経験を、幼少時からあまりに幾度も
していたので、いつの頃から、すべて迎合し、諦めてしまうことの方が
円滑に回ると私も思っていました。
でも、今は、ぶつけてます。
最初は、積年の苦しみを言葉にすることが、
あんまり苦しかったせいか、泣きながら吐露することが多かったです。
(泣き落としじゃなくて、ね)
はじめの頃は、自分が自分の気持ちをいうことで、
親はショックで自殺するんじゃないのか?または精神的に病むのでは?
まで、先回りして考えてしまい、言った後も
「ごめんね、私が悪いから」とか、全く自分の心とは違う
結局、前と同じ相手の顔色を見る、というやり方のフォローばかりしていました。
自己嫌悪をしながら、腹をくくる、の繰り返しでした。
実は、昨日も、ありました・・
でも、もう、今は、自分の考え方を言うようになっているので、
(後フォローなしで)
母も、頭では「ああ、この子は自分とは違う尺度で生きている部分があるんだな」と理解はしてくれてますが、
母自体の物の考え方は、変える気がない、とはっきり言われているので、
昨日も、押しつけ発言を受け、
「お母さん、前も言ったけど、私は、お母さんがいいと思ったものと、
私のそれとが違ってても、あ~私とは違うんだなぁ、
でも、お母さんはそれが好きなんだなぁ、趣味は違うんだなぁ~と、ただ思う、そこに否定はない。」
「でも、お母さんがそうやって、私の意見と合わんからといって
私の意見を上からかぶせてつぶす物言いは、
私は納得しないし、すごく嫌だ」と言いました。
(毎度のやり取りです)
母は、「あ~またやってしまったか~。お母さんは、あんたが言ってることは
わかっているはずなのに、注意されんと同じパターンだということに
気がつきにくい。それは、深い所では、自分(母)が、悪いと思ってないから
つい言ってしまうんだろうね~」と言われました。
(本当は、お互いにもっと、方言丸出しです)
正直、お互い、譲る気がないので、会話は平行線ですが、
お互いがぶつけている分だけ、あんまり嫌な感じは残りません。
あまり参考にはならないかもしれませんが、一応記述。
まいたん
ななしさん
もう一人暮らししてるならいいじゃん、て思いました。兄の誕生日も電話したいならすればいいし、作り笑いできるか心配するぐらいなら、しなくてもいいじゃん。
家族と遠くなったって、あなたがホッとする空間があればいいじゃん。
親や兄弟が何か言ってきたって、適当に対応すりゃあいい。キレられても、勝手にキレさしときゃいいし。そのぐらいでいかないと、あなた潰れそうだもん。背中をそっと押し上げてくれるはずの家族が、あなたの前をふさいでちゃ、ダメだよね。だから、自分から前に出て、追い抜かされないようにしなきゃ。そう思いました。
ななしさん
あなたはあなたです
自分を大事に
こんなにも長文になるほどあなたは今の状況をよくわかっている
家庭がどうしたら幸せになれるのか
幸せを掴むことは不幸に耐えることより勇気がいるんです
蓮
ななしさん
フラストレーションが溜めるのって疲れてるよね
きっと 母と兄はあなたを支配しているのに気がついてないんだろうね
「あなたを気遣っている」という“隠れみの”を使って依存してるんじゃないかな
主さんが感じたのと同じだと思うけど、自分のニーズを真っ先に優先して、あなたの意見 主張を圧殺してきたのでしょうな
暖かい関係はなく あるのは…
強者と弱者の関係
「私の望むどうりにするのかしないのか」その2種類
多分 主さんの心の中は小さい頃から押し付けられたフラストレーションと怒りが溜まってると思う
家族を嫌いになった方がいいんじゃないかな?
心の底のあなたはお父さんにも怒りを溜めてると思う
「どうして助けてくれないの 僕はもうお母さん達と話すの疲れたんだ なんとかしてよ父親でしょ?」みたいな感じな
旅行もアイスもプレゼントも 全部金
金があれば出来ることは家族じゃなくてもできます
遊び相手も ただあちら側が寂しかっただけで、義務感からあなたがしていたのでは?
私には主さんの家庭は親子の逆転役割が起きてると思うの
子供が親を世話する 耐えきれない苦痛
よく、おかしくならずに生きてきた 立派だと思う
ななしさん
私は家族とは良好な関係を築いていますがとある組織と言うか私塾に入っていました。かなりユニークな考え方をする指導者の下で学びそこで徹底した「面従腹背」を会得しましたよ。勿論徹底的に自己主張して家族と袂を分かつという選択も有りますがどうしても波風を立てたくないと思うなら積極的に面従腹背を断行しては如何でしょうか?
ななしさん
親(家族)を切り離すのは罪悪感を抱くことがあるかもしれませんが、その感覚が自立です。
今までと違うから妙な感覚かもしれませんが大丈夫です。
そうして家族を否定したり迎合したり嫌な気分になり行きつ戻りつしながら、手探りのうちに家族を迎合ではない否定ではない『家族と自分の距離』が分かって振り回されなくなるのだと思います。
小瓶主さん、イイ感じですよ!
冬
ななしさん
<font color=#ff0000>投稿者さんからお返事きたよ</font><br>投稿者です。
みなさんの励ましのお言葉、深く身にしみました。お忙しい中時間を割いてくださり、ありがとうございます。
昨日が兄の誕生日だったので、結局電話をしました。声はうわずるわ、早口になるわひどい有様でしたが、無事に電話を終えることができました。
お返事をいただいてから、しばらく家族との過去について考えていました。思い返せば、家族が私に注いでくれた愛情は十分ではなく、健全なものでもなかったかもしれません。愛情の正体は支配欲や依存心、あるいは打算だったのかもしれません。ただ、宝石の原石が大量の土砂のなかに隠れているように、千に一つ、あるいは万に一つは正真正銘の愛情と呼べるものだったと思います。私はそれを思いだせただけでもう救われる気分です。愛情がゼロではなかったと知れただけでも涙がこぼれそうになりました。(思い返す中で、母も祖母から同調圧力を受けていたと気付きました。母も健全な愛情を学べなかったのでしょう。)
今後の目標としては、家族の枠組みを離れた一個人として家族とつきあっていきたいです。同意できないところには反対し、わずかな良い部分は賞賛しようと思います。憎しみはありますが、私はもう家族が人格を直すことを期待しないようにします。私が家族に変化を期待してしまえば、家族が私にしてきたことの繰り返しになってしまうからです。他人を思い通りにしようとする傲慢さは、よく知っています。私は家族のような人間には絶対なりたくないので、もう何も期待しないつもりです。
おそらくこれから山ほど家族関係に苦しむとは思います。ただ、自由への道のりだと思えば、ふしぎと前に進む気分が湧いてきます。みなさんからのお返事を後押しにして、自立への一歩を刻ませてください。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
最後に、この場を借りて私の家族へ。
これまでありがとう。
これまでより離れた所から、これからもよろしく。
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