注意!
この小瓶では、「魔法少女まどか☆マギカ」の二次創作に関する言及があります。
なお、本来のまどマギには登場しない魔法少年についても言及しています。
「まどマギに魔法少年が出るのは嫌だ」という方は、閲覧をご遠慮いただき、ブラウザバックをお願いします。
大丈夫ですか?
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魔法少女や魔法少年は最初は普通の人間として生まれます。
魔法少女や魔法少年の素質がある少年少女の中には幼い頃からキュゥべえが見えていた人もいますが、キュゥべえと契約して魔法少女や魔法少年になれるのは思春期を迎えてからです。
キュゥべえに一つだけ願いを叶えてもらう代わりに、魔法少女や魔法少年として魔女と戦う使命を課せられます。
マミさんがまどかちゃんに「大変だよ?魔法少女や魔法少年になったら恋をしたり、遊んだりできなくなるよ?」と心配していました(マミさんはこの時、「仲間ができた」と泣きながら喜んでいました)。
「魔法少女や魔法少年になったら恋はできなくなる」とマミさんは言いましたが、正確には「普通の人のような恋ができなくなる」です。
魔法少女や魔法少年は魔女との戦いでいつ命を落とすかわからないからです。
魔女との戦いは死と隣り合わせ(中にはこのスリルを楽しむ人もいますが)なので、魔法少女や魔法少年にとっては、本来なら人生で一番輝いている時期であるはずの青春時代は普通の少年少女より遥かに短いものなのです。
ひとたび恋をすれば、「早く結婚して身を固めよう」と思うのです。
大抵の場合、若過ぎて結婚できないので魔法少女と魔法少年のカップルは「大人になるまでお互いが生きていたら結婚しよう」という約束で仮婚式を挙げます(中には仮婚してから死別を経験して仮婚自体にトラウマを持つ人もいます)。
魔法少女や魔法少年にとっては青春時代も「将来結婚するための準備期間」でしかないのです。
(中には遺される側の気持ちを考慮して仮婚するしない人もいます)
運良く結ばれて子供を授かった頃には、魔法少女と魔法少年は自分達が弱くなってきていることに気付きます。
この時には、もう彼ら彼女らは少年少女ではなくなっているからです。
魔法少女と魔法少年は、幼い我が子の記憶に少しでも残るようになるべく一緒にいてあげようとします。
例え彼ら彼女らが親になるには若過ぎたとしても、できる限り子供に愛情を注いでやろうとします。
しかし、子供を連れて魔女と戦うのはできないので、どうしようもない場合は育児を放棄せざるを得なくなります。
場合によっては、自分の親や孤児院といった場所に断腸の思いで我が子を預け、そのまま表向きには行方不明扱いになる魔法少女や魔法少年もいます。
そんな親を「若くして親になった挙句、行方不明になって無責任だ」と責めることはできますか?
魔法少女や魔法少年は、普通の人間に比べたら明らかに人生のサイクルが早いし、生きられる時間も短いと思います。
それでも、魔法少女や魔法少年である本人は幸せだったのかな、と思います。
皆様のご意見等をお願いします。