「お邪魔します。。。」
果たして僕がここに来るのは何回目なのだろうか
そしてここで何回も助けられた
だけど
今回は
帰りに
飛び降りる覚悟でいる
もう限界だから
「。。。」
しばらく無言の時間が続いた
「ねぇ」
秋人さんが口を開く
「。。。はい?」
「言いたくなかったら言わなくていいんだけど、さっきは何があったのか教えてくれない?」
「あ、わかりました」
そして僕は昨日の出来事を話した
「今思うとなんで過呼吸になったんだろって感じなんですけどねw」
無理に笑った
すると
急に視界が真っ暗になった
「無理に笑わなくていいよ。。。お疲れさま。よく耐えたね」
「。。。」
自分の中では笑ってるつもりでいたのに秋人さんに言われてしまった
やっぱり
秋人さんにはお手上げだ
「辛かったら泣いてもいいよ」
「え?」
だって僕は今笑ってる。。。
いや、笑ってはないのか。。。
でも辛いなんて思ってないのに。。。
「今ね、すごい辛そうな顔してる。泣きたいときは泣いていいんだよ」
「!?」
その瞬間僕の中で何かが弾けた
一粒。二粒
僕の目から何かが溢れる
あぁ
これが本当の人のぬくもりなんだ。。。
「いーぞー若者よ!!!泣け泣け〜」
秋人さんの言葉に押されて
泣いて
でも秋人さんの言葉が面白くて
心から笑えた
ような気がした