最近家の片付けをしています。
生活に関係している場所は定期的に手を入れていますが、納戸やクローゼットの上段は何年も手付かずになっていました。
一念発起して、重い腰を上げて、長年眠ってきた物達を引っ張り出しては整理しています。
クローゼットの上段の奥に、古びたダンボール箱がありました。
中に何が入っていたのかすら忘れてしまっていました。
引っ張り出して改めたところ、古い写真がたくさん入っていました。
主人と私の独身時代の写真で、我々のみならず写っている面々も皆若く、時の流れをじんわりと感じました。
タイトルにあるように、部活仲間と撮った写真がその中にありました。
高校時代のものです。
夏合宿で撮った一枚で、日に焼けた私たちの後ろに懐かしい合宿所が写っています。
みんななんて若くてかわいらしいのでしょう。
写真の中の私たちは、明るい笑顔に満ちていました。
同学年の仲間は私を含めて8人いました。
今消息が分かるのはうち6人です。
6人のうち気軽に連絡が取れるのは3人です。
大人の社会は立場の違いやしがらみに縛られています。
私が連絡をしても、他の4人は喜ばないことがわかります。
どんなに懐かしくても、慕わしく思っても、もうあの頃のようには集えないでしょう。
だから写真を眺めます。
連絡が取れる3人には今度会うので、写真を持っていこうと思います。
懐かしいねぇ!みんな若いね!
あんなことがあったよね
こんなこともあったよね
そんな話になるんじゃないかと思っています。
私を含めた4人で懐かしむことで、若かったあの頃が色褪せなくなると信じています。