転校した大好きだった人へ。
こんなに好きになったの初めてだった。
初めて自分から文章にして告白して、初めて両思いになって、初めてたくさんのチャンスを逃して、改めて自分の弱さを知った。
君は周りを幸せにするために、ずっと笑顔でずっと笑っていたよね。
君が2人の男子から告白されてどっちかを選べって時も、君の親友が転校しちゃった時も、辛かったのに笑ってたよね。
学校始まりたての時もクラス全員と仲良くなって、俺になんかも話しかけてくれたね。
いっつもハイテンションでポジティブで、一緒にいて楽しかったよ。
そんな君を憧れて、その憧れが好意に変わった。
一握りの勇気を振り絞って、想いを伝えた。
1週間後、君は考えた後、うちも好きって。
どんだけ嬉しかったことか、
蛙化現象がなかったら。
俺は臆病で、恋愛経験がなくて、自分に自信がなかった。
君に不快な思いをさせた。
何十回、何百回思い出し、自分を嫌ったことか。
最終日、君は一人バスケットコートの端に座ってた。
俺は見て見ぬふり。
あの時、手をとって2人きりになって、もう一度想いを伝えられなかったのか。
学校から帰る前に友達に機会を作ってもらい、恥ずかしながらも、もう一度俺の気持ちを全て伝えた。
"遅くなってごめんね。言いたいことってのは、ずっと好きでした。今までありがとう。どこへ行っても元気でね。"
緊張して何言ったか覚えてないけどこう言った気がする。
プレゼント渡せなかったな...