彼が自ら命を経ちました。
彼とは大学で出会いずっと友達でした。
社会人になり、彼はうつ病発症していました。
全く連絡は取っておらず、
連絡しても返って来ませんでした。
ある日、彼から突然電話が来て
私は吸い寄せられるように彼と付き合うことになりました。
彼といると心が穏やかで、幸せで
死ぬのが怖いと思う私だったけど、
このまま2人で消えてしまいたいと思うくらい
幸せでした。
彼は自分のことで精一杯なはずなのに
私のことをずっと考えて
私が楽しく笑ってたらそれでいい。と言いました。
私も彼が幸せなら
少しでも笑ってくれるなら
自分のことはどうでもよかった。
どれだけ忙しくても、眠くても、彼の為に時間を使いたかった。
そんなある日
彼はこの世からいなくなりました。
彼の温もりが思い出せなくなり
毎日が苦しくて
仕事が上手くいかなくて彼に会いたくても会えない
頭を撫でて貰えない。
こんなに苦しいことがこの世にあるのかと
毎日自然と涙が溢れます。
彼はきっと
どもまでも着いてくる
何もかも捨てて彼と生きていきたいと思ってる私に気づき
自分の病気が治らないことを悟り
彼なりに選んだ答えだったんだと思います。
彼が亡くなったと知った日
ずっと雨が降っていました。
彼がごめんね。と泣いているようでした
次の日はこれでもないくらい晴れていました。
彼がありがとう。と笑って包み込んでくれているようでした。
幸せだった
今でも彼の暖かい心は私の中に残って
一生消えることはありません。
それでも
寂しくて、彼としたかった事がいっぱいあって
ただいまとドアを開けると
おかえりと笑ってる彼を想像してしまいます。
友人からは
彼の生きた証はあなただから。と言われました。
優しすぎる彼は 私の幸せを望んでいるはずだから
一生懸命生きる。
彼がくれた幸せを無駄にしないように
生きていきます。
だから、同じ気持ちの人が少しでも
気持ちが軽くなれるように
自ら命を絶とうとしている人に
少しでも長く生きたいと思ってもらえるように
私は、強く生きていく。