気持ちを昇華するために書かせてください。
へ
、ごめん。
未だにあの日、君に伝えられなかった言葉が君を苦しめていないかと心配なの。
友達がアド変をするたびに、並ぶ君のアドレスが未だに、私のアドレスとお揃いっぽくて毎回切なくなります。
ごめん、臆病な私で。
本当は君の事が大好きだった。
休み時間に毎回、君が私の席に来るのが私にとっての幸せだった。
興味のない本を“どんな話?”って聞く君がすごく嬉しかった。
たった10分、でも私には何よりも大切な時間だった。
あれから8年も経つね。
2人とも20歳になってしまったね。
私も変わった、君も変わったって風の噂で聞いたよ。
あの頃、私より小さかった君の背は伸びて、“モテモテ”なんだってね(笑)
中学の終わり頃かな、君が女遊びを始めた。
泣いている女の子を見ても、私はその子の心配ではなく君を深く傷つけてしまったのではないのかと見当違いな心配をしてた。
でも、君には聞けなかった。
女の子の目が怖かったなんて、きっと言い訳でしかないのだろう。
君の気持ちを知るのがすごく怖かったんだ。
でも、今聞きます。
君は今、幸せですか?
本当は君にちゃんと聞きたい。
でも、私にはそれは許されない。
だから、せめて、ここで聞かせて。
ごめん、 。
伝えられなくて、ごめん。
大好きだった。
だから、幸せになって。