ベーシックインカムが実現しないのは性悪説によるからだ。子どもをむやみやたらに作れば金持ちになれる。貧しい国の女性と結婚して１０人子どもを産ませれば月１０万円の給付でも年収１４２４万円になる。その男は女と子どもに少しの小遣いだけ与え、残りは自分のものにすればいいのだ。日本人の女性はたくさん子どもを産まないが、貧しい国の女性は日本で暮らせるならその条件でも喜んで飛びつく。男はセックスだけしていればいい。
これは橘玲の極端な例だが、お金のために子どもを作るビジネスを始める人たちが男女問わず出てくるのは否めない。
それが出来てしまう発想の持ち主が本当にいるのかと、にわかには信じられないあなた達を、性善説の方に置く。さて、例の性悪説の方には、どれくらいの人間がいるだろうか？
私の感覚では、半々である。
１０人中５人は自分の子どもを平気で利用できる人間だ。ましてや他人を利用するなど当然のごとく思っている。
実際ベーシックインカムをやってみれば分かる事だ。
いや、やってみなければ分からない事だ。
結果についていろいろ邪推を試みたが、邪推は邪推だった。でも、その性善説と性悪説がちょうど半分半分いるという考えはかなり鋭いという自負がある。でも、笑う犬のセンターマンが来て「７：３だ」と言われたら、そうなんだと思う。
