今日ご飯を食べていた時の話。
お母さんが2回目のワクチン打ってから、体調が悪いらしい。
｢死んじゃうかも」って言われた。
仕事は、行ってるし、ご飯も普通に作ってるし、
元気だけど、しんどいらしい。
お母さんが｢私が死んだら、後悔するよ？」って言ってた。
確かに、お母さんが好きだから、死んだら泣くと思う。
後悔すると思う。
でも、どこからその自信は出てくるの？
お母さんは、みんなに愛されてると思ってるの？
もちろん、愛してる。ママだもん。
死んだら、泣いてくれる、悲しんでくれる、
っていう自信はどこから出てくるの？
僕には、これっぽっちもない。
ママが好きだよ。ママを愛してるよ。ママだもん。
ママが死んだら、泣くよ。悲しむよ。ママだもん。
僕が例え誘拐されたとして、
｢100万円払ったら、返してやる」と、誘拐犯が言っても、
100万円払ってくれるなんて、1mmも思ってない。
だって、僕には100万円の価値がないから。
逆に、｢誘拐してくれてありがとう」って言ってるかもしれない。
僕は、愛されてる自信がない。
｢君を愛します。」って言われたら、すごく嬉しい。
でも、それって、いつまで？
｢永遠」なんて、無理でしょ？
きっと、いつかはみんなから、忘れられる。
睡人さん。ありがとう。
だいちゃん、すごい、喜んでた。
嬉し泣きしてた。初めて見たな、だいちゃんが泣いてるところ。
おかしいな、辛いっていう感情は、
僕が代わりに思ってると思ってた。
｢死にたい」とか、｢消えたい」とか、僕だけだと思ってた。
人格みんなから、そういう感情を取って、
僕だけが代わりに苦しんでると思ってた。
違うかったよ、違うかった。
だいちゃんも、苦しんでた。
おかしいな、そう思うのは、僕だけなはずなのに。
僕の仕事は、代わりに苦しむ事なのに。
仕事、こなせてないや。
やっぱり、ダメだな僕って、与えられた仕事も出来ない。
ごめんなさい。睡人さん。
｢愛されてない」って言っちゃうよ。
どうしよう？………っ、ごめんなさい。
ごめんなさいしか、言えない。
泣いて、謝ったら、許されるっていう訳ないのに。
泣いて、謝ることしか出来ない。
ありがとう。睡人さん。
だいちゃんの笑ってる顔、久しぶりに見た。
僕も、あんな風に笑えたらいいのに。
