カフェに8時間以上いた。図らずとも自己新記録。普段は2時間もいれば帰るのだが。
ネットワークビジネスに勧誘するいつもの金髪男の自己啓発話術が静かな店内に響き渡る。ペン回しし続けて隣の席の人の足元にペンを落として拾ってもらう冴えない男。声は出さずとも見るからに風貌存在自体がうるさい男。
こんなに近くに座っていても全く隣の人に話しかけない文化。他人。
俺の返信はどうやら不適切らしい。真面目に誠実に書いた返信を闇に葬る偽善者ども。善悪の判断もつかない人間が判断してるのだから所詮は人間がボトルネックというわけか。綺麗事だけでそうやっていつまでもやってればいい。
そろそろ潮時。
独房の荷物処分。
10、11、12月。12月13日。12月34日。
人間と人間が会話をしている風景が奇異に映る。俺のまわりは偽物のコミュニケーションで他人を利用しようとしている人ばかり。
あの臨床心理士は実験台を探していただけだった。臨床心理士の心理がダダ漏れで切ない。
捨てる。捨てる。さてこれで準備万端だと思えるまで捨てる。