昔を懐かしむのは自分だけだと思うと寂しい。同級生が結婚したり地方に移住したり夢を叶えている。それを見ている自分は孤独。

習い事の仲間。

小中高の同級生。

モバゲーとかLGBT支援団体のイベントとか
SNSで出会った本名も知らなかったりする友達。

中にはもう会いたくない人も沢山いるけど、
感情を共有した大事な人もたくさんいる。

昔に戻りたい…実際には戻りたくないけど、
あの頃の記憶に想いを馳せては悲しくなる。

もう戻らない。

喪失感。

リアルの知り合いに至っては、SNSやLINEのアイコンとか名前とか、名字が変わってたり子どもが写ってたり雰囲気が変わってたりいろいろ。

それに対して私は…。

仕事もまともにできてない、得意だったことも自分以上にできる人が腐るほどいる。恋愛経験なし。見た目もよくはない。そして別に垢抜けてもいない。お金も時間も心の余裕もない。やる気もない。生きがいもない。友達は少ないけどいる。でも自分だけ鬱屈とした世界にいるように思う。そういう意味では真に仲間と思える仲間もいない。はぁ。

人との繋がりがない。心の繋がりがほしい。
経験ないからわかんないけど、身体の繋がりで心の繋がりが得られるなら欲しい。しかしプラトニックラブってやつが欲しい。…何の話かわかんなくなった。

ふと、昔自分のことを好いていてくれたらしい人のことを思い浮かべたりする。しかし告白をされたわけでもないので結局なんかの手違いだったらとか思うと虚しくなったりする。これほんと、告白してくれたら私少しは人間として自信持てたんだけど(笑)

それでもわたしも人として好感を持っていた人だから、こんな自分でも見てくれる人がいたのだと希望にするには十分だった。
しかし当然ながらそんな人も、今は自分のことを好きなわけでもない。今まで別の誰か好きになったり付き合ったりしただろうしこれから結婚して家庭持ったりするんだろう。
それがどうしようもなくつらい。悲しい。

なんとなく、自分を好いてくれた人がいたのだとしたら、
あんな奴好きだったのかと思われるような人にはなりたくないって思う。

たぶん、恋愛がしたいわけじゃない。
心の繋がりが欲しい。理解して、理解されたい。
大事にされたい。あわよくば他の何より君が大事って言われたい。そうじゃなくても誰か心に棲み続けていたい。
誰か私の幸せを心から願ってくれる人と心の繋がりが欲しい。
そんな風に大事にされる価値を自分自身に見出したい。

それが友情でも恋愛でも仕事の信頼関係でもいい。女でも男でもどちらでもなくてもいい。

理想を言えばお揃いのアクセサリーつけたりしたい。もしかしたらそんな心の繋がりを形で得たいのかもしれない。人に見せて安心したいのかもしれない。

なんだか恋愛とかパートナーっぽい方向になってしまったけれど、昔のことを考えるとすべて切なくなる。
元々、自分がいちばん大事な人ではなかったただろうけど、
誰かの中で、自分以外の大事なものが増えていく、自分よりも大事な人が増えていくのが悲しい。
「そんな人もいたね」「懐かしい」で片付く存在になってしまうのが悲しい。

あと、昔心を許した仲間に久しぶりに連絡とれて嬉しいと思ってたら、下ネタ振られたりなんか使い捨てっていうか、モノを売ろうとされたりやれるならやろみたいな消費の対象にされると、絶望感に襲われる。
私は、みんなに幸せでいてほしいと思ってたけど、他の人はそうじゃないんだー…っていう。そんな蔑ろにできる駒のひとつなんだっていう。

欲を満たすためじゃなくてさ

ステータスを示す道具でもなくさ

ただ、いいものをいいねって言って笑えるような
ちがうところをそっかって言って受け止められるような
悲しさとか優しさを同じような解像度で感じ取れるような

そんな人とのつながりが欲しかった

結局、そんなものないって結論を下していいのかな
ないっていうか、私には贅沢品だったのかな
きれいな顔とか外見とかお金とか器量？とかそういうのがない私には得られないのかな…。
みんな当たり前に持ってるように見えるから、なおさら辛い。

自分は得られない形の幸せを、人が得ていくのを、祝えるのかな、願えるのかな。

でも、それを願えないなら自分は本当にゴミ人間のような気がして、必死に笑顔を作る。
周りの人たちには幸せでいてほしい。それは本音。
けど、同時にその幸せへの憧れで辛くなる。
それで笑えない気分でも、必死に笑顔を作る。

結局、全部諦めたほうが楽だな、なんて思いつつ、
諦めの悪い子供の私は今日も心で泣いて、顔で笑う。