母親が｢努力がすべて｣とか｢より努力したひとが成功する｣とか思ってて、そういう話題で話すと疲れます。いえ、成功者は努力しているとは自分も思っているのですが

母親が｢努力がすべて｣とか｢より努力したひとが成功する｣とか思ってて、そういう話題で話すと疲れます

いえ、成功者は努力しているとは自分も思っているのですが、他にも運や才能も絡んでくると思うのです(母親はそれを認めません、結局成功しないひとは努力が足りないんだと言います)

母親は｢自分には無理｣と色々諦めてるので、努力したことはないと思います
また、｢鳶が鷹を産んだ｣と自分のことを持ち上げてきますし(一人っ子の愛娘だからでしょうか)、自分の絵の上手さも｢誰に似たのか｣と言います

矛盾してやがるって叫びたくなります
自分の絵の上手さはひとより描いたからです、それ以上でもそれ以下でもありません
描かないひとから見れば上手い、描くひとから見れば下手だと言われる程度の実力なのですが、元々絵が好きでラクガキを量産していたからだと思います
｢描いたから｣上手くなったのに、それを自分の才能のおかげだと思っているようなのです
あなたは努力至上主義者ではなかったのか

血縁者に絵を描くひとはいませんから、そこの才能の遺伝の有無はわかりません
自分程度ならごまんといるので｢才能がある｣というよりは普通程度だと思っているのですが
(まるきり才能がないわけでもないがあるわけでもない、とでも言いましょうか)

ああ、でも、自分は勉強の才能はあると思います
吸収は早いほうで、多分頑張ればいい感じの頭をもってます
(頑張ってないので分かりませんが、それでも普通以上の頭の良さはある)

前置き？が長くなりましたが、本題はここからです

自分は｢才能｣は存在すると思います
才能と努力が合わさって初めて成功するんだと思います
(成功という言い方自体はあまり好きでは無いのですが(成功や失敗はひとによるのに勝手に定義されてしまう)、他に語彙を知らないので最初から成功＝プロ・エキスパート的な意味で使ってます)

｢努力できる才能｣もあると思います
努力しないやつの言い訳と言われればそれまでなんですが、少し待ってください

自分は、純粋に努力が得意であったり好きであったりすることを才能と呼べるのだと思っていますが
(努力は基本苦痛で嫌だと思うひとが多いと思いますが、気持ちいいという理由で努力できるひともきっといるはずです……痛みを嫌うひとが多いなか、自分は血が出る程度の痛みならもっと、と思います、それと同じ感じです)
努力を愛せる才能と言ったほうが簡単でしょうか

それとは別の論(矛盾はしないので両方あるかもしれない)で、別パターンの｢努力できる才能｣があるとも思います
それは｢努力できることを見つけられた才能｣です
運といったほうがいいかもしれませんね
自分は努力っていうのは熱が大事だと思っていて(自分は勉強の努力は微塵もしていないが絵の努力なら数ミリはしていて、その差は熱の差だと思っています)、その熱というのはきっと自分のコントロール外にあるもの、潜在的に湧き上がるものだと思っています
だから、潜在的にぶわああっと熱が沸きあがるものを見つけられたひとはやっぱりそれに関しては努力できるのかな、なんて

友人だと呼んだひとがいます
彼は努力できたひとですが、勉強に関して才能がなかったんだと思います
彼は勉強に関する実用書を読んでいましたし、先生の言うことにも忠実でしたので、｢努力の仕方が悪かった｣と一概には言えないと思います
しかし、努力に結果はついてきませんでした
いえ、努力は膨大であったので確かに頭は良かったのですが、努力に見合っているかと聞かれれば答えはノーでした

もうひとり、元友人がいます
彼は努力こそしなかったものの、頭は先述した彼より良かったです
彼は宿題は期限までに出さず予習復習はしないようなひとでしたが、授業だけは真面目に聞いていましたし、期限切れでも答えを決して見ずに宿題に取り組むようなひとでした
授業時間外の勉強をしないという点で努力できるひとではありませんでしたが、容量が良かった(勉強の才能があった)んだと思います
(一応進学校でしたので生徒の大半は授業外に学習していましたが、そのなかで彼のテストの点は上位でした)

そのふたりとは別に、自分には元カレがいました
(多分努力の才能も勉強の才能もあり、2人目と同じかそれ以上に頭が良かった)
彼は｢努力して出来るようになることが増えるのが楽しい、確かに勉強はは疲れることもあるけどそれ以上に得られる喜びがある｣と言いました

自分だって中学までは勉強せずとも頭が良かったので(小学校から授業中に寝る習慣があり、それは高校では通用しなかった)正解を出せたときやマルを貰えたときの喜びはわかるつもりです
一瞬だけ頑張ろうと勉強して、出来ることを増やしたときもありました
でも、自分にとってそれは｢頑張ってまで得たいもの｣ではなかったのです
これは自分と彼の｢努力できる才能｣の差だと思っています

苦しい思いしてまで生きたいと思わないし、何かを我慢してまで得られる喜びというものがまるきり分からないのです
(その証拠？に、絵を描くのは好きですが、めんどくさい模写や絵の上手くなる方法、人体への理解を頑張ってまで上手くなりたいとは思えません、どんなに遠回りでも絵が一向に上手くならないとしても描きたいときに描きたいものを描きまくっていたいです)
自分には努力できる才能がないんだな、と思います
熱が足りていないのです
楽器を練習したこともウィンタースポーツをしたこともなく、経験したことがないことは山ほどあるのでそれらに熱を感じる可能性はありますが、現時点でがむしゃらにやりたいと思えるほどの何かはないです



自分の母親は自分の言う「(努力できる)才能」を認めません
自分もこれに関しては譲る気がないので、うっかりそんな話になるとただただ疲れます

母は努力したことがないのです、｢保育士になりたいと思ったが中学生の時点でピアノが出来なかったので諦めた｣と言って事務を仕事にするほどには

｢才能｣というものがなければどんなに良かったろうと思うほどには自分はそれを厭に思っています
だからこそ、それの存在を否定されるとむかつきます
母親は存外かたくなで、自分は｢そういう考えもあるよね、でも自分の考えはこうだよ｣と言いたいのですが、母親は後半部分の聞く耳を持たず、前半だけを解釈されるのは癪なのでつい言い争い疲れてしまいます
母親は自分の主張を聞かず、ただ努力至上主義を連呼するだけなのです

私が母親嫌いを感じるのはこういうときです
反抗期と片付けられれば簡単ですが、どうも反りが合わない、生理的に受け付けない
クラスメイトにいたら一言も話していないだろうし、話しても仲良くなることも無く、仲良くなっても1年もあれば自分は嫌悪感に耐えきれず絶交しているだろうと思えます
才能や努力の話に限らず、普通に会話してるだけでもイライラすることがままあります、だいぶ疲れますが

ひとの話を聞かない、ミーハーぎみでひとに流されやすくこれといった好み(趣味)がない、ひとの悪口を本人がいないところで言う、など
嫌だと思うなら本人に言えば？と言うと｢まあどうなろうと私には関係ないし｣
じゃあわざわざ娘に愚痴るなよ、自分の中で完結させろよって思います
自分は知っているひとから愚痴を聞くのが基本的に嫌いなんですよね
ネットとかなら平気ですし、自分もこうやって吐き出すのですが(本人に嫌なところを何度言ってもひとの話を聞かず手応えがないので疲れる)
だってリアルで言うなら聞くひとは自分だと限定されるじゃないですか、ネットのように自分で見る見ないの選択ができない