「1番の嫉妬。」6月13日16:37
むぅ
私は1番ですか?
私の友達は凄い人。
多分ずっと一方通行のライバル。
アイディア性が高くて、絵が上手。
授業でも普段の生活でも
私がやるよりあの子がやった方が
絶対人気があって、褒められる。
初めての国語であった作文の時もそうだった
自分はよく分からない価値のない作文で、
あの子は作文に「天秤」を代用してた。
勉強に努力をつぎ込んでもダメで
部活に努力を積んでもダメだから
バランスを取らないと行けないっていう話。
誰もが想像しない内容を簡単に作りあげた。
あの子が努力をしてることは知ってる。
別に簡単じゃなかったはずだけど、
私にはそうにしか見えなかった。
何で私にも出来ないのかって考えて。
自分が努力してないからだって気づいた。
理不尽な世界なんじゃなくて、
自分が最低なんだって。
きっとあの子は私に目もくれてない。
私はあの子の中で一生の雑魚って
言ってるように感じる。
そうやってあの子を自分の中で
ライバルだライバルだって思ってる
自分も性格が悪いのがひしひしと伝わる。
あの子より上を行きたいって思っても
自分が悪い人になるだけで
なんの得にもならない。
あの子に勝ったってどうもならないのに。
うるさいって分かってる。
辿り着かない1番を追ったって
追いつけないのもわかってる。
努力してない自分がいつまでも
いるのも分かってる。
人と仲良くなろうとしても
いつも1番になれなかった。
何かの中で1度でも1番になりたかった。
1番じゃなきゃ意味が無い。
先生と話す時も、友達の笑いをとるのも、
好感度が上がっていくのもいつもあの子。
見栄はるために頑張ってたはずだけど
そう思ってたのは自分だけで
1ミリたりとも努力してなかった。
頑張ったねって心から褒められたかった。
あの子がいなければとか思っちゃダメだし
思いたくない。
もともと1番のお友達だったから
お話に出てくるのはいつもあの子だった。
誰にでも優しくて何でも受け入れてた。
だけど私は断ったり酷いこと言ったりする。
全然違う。
こんなんじゃいつまで経っても1番じゃない。
一生なれないって分かってるのに。
勉強にはあっちの子がいるし、
絵にはあの子が居る。
頭がいいのはあれの子で、
ファッションセンスはああいう子。
やっぱりこんな嫌な個性しかない子は
いらないから。
また怒られるだけだから。
死ぬだけだから。
落ちるだけ。
死ぬ。
だけ。
。