世の中の話題はオリンピックとコロナに二分されているようですが。
私はオリンピックには全く興味関心ありません。
珍しい人種かな。
だって不思議なんです。
なんでスポーツだけが
こんなにも世界規模で注目されるんでしょう?
なんでスポーツのためだけに、巨費をかけて巨大な建築物やら選手村やら作ったり
道路整備したり交通規制敷いたり、
こんなモノモノしいことになるんでしょうか?
国際社会、政治、経済まで動かして。
これって不自然に感じるのは私だけでしょうか???
なんでオリンピックに興味のない人間まで強制的に巻き込むんでしょうか?
なんで老いも若きも、見も知らぬ他人が必死でスポーツしているの見て喜んでるんでしょう?
感動をありがとう、とかって、なんか気持ち悪い。
他人のふんどし履いて喜んでないで、
自分で走ったら?自分でボール投げたらどう?って思う。
そのほうがよっぽど楽しいし、
感動だって他人からの借り物じゃなくて、
自分の内側から心底味わえるんじゃないかと思うんですが。
自分じゃ絶対走らないし、ボール投げもしない輩が、
「あー、もっと右いけよ!」とか「誰それのこのフォームがどうこう」とか、
TV 見ながらごちゃごちゃ言ってるのって、バカじゃないの?って思ってしまう。
一億総批評家、一億総白痴化の極致がオリンピックって気がするのですが。
芸術その他でも様々な権威あるコンクールや大会はあるし、
アスリートと同等かそれ以上の鍛錬と精神的プレッシャーに向き合っていても
ここまで大騒ぎで注目されないし。
オリンピックみたいに四年に一度、
各国持ち回りで、大音楽祭を開いたっていいじゃんね。
ダンスだって、いつもオリンピックの開閉式の添え物じゃなくって、
世界中のあらゆる踊りの祭典を開いたっていいじゃんね。
世界中の手芸大会、世界中の料理大会、いくらだって考えられる。
そのために、ホール作ったり選手村作ったり、
道路整備したり交通規制したっていいじゃんね。
スポーツなんて、ある意味、人間の生活の中にある趣味嗜好の一種に過ぎないはずなのに、
なんでこうまで国家を挙げて、ってことになるのか全然わからん。
なんか、人間って大昔のいつかどこかの時点で、
スポーツできる人=強い、かっこいい、立派だ、尊敬すべき人種だ、みんなで応援しなきゃいけない、
みんなでスポーツ観戦しなきゃいけない、スポーツで金メダル取った人は(能力はともかく)政治家になるべきだっていう
刷り込みがされたまま、思考停止になってるんじゃないかって気すらしてしまう。
学校でもスポーツできる子たちがクラスのメジャーな存在で
もてはやされたりしてたし、
なんかオリンピックもその延長のような気がするんだよね。
何より、今のオリンピックに素直に感動できないのって、
メダルたくさん取る国って、だいたい毎回決まっちゃってる。
簡単に言っちゃえば先進国。
小さな小さな国の選手たちが、
金メダル総ざらいなんて話はこれまで聞いたことがない。
ウェア、シューズ、運動生理学、運動栄養学、スポーツ心理学、コーチングと、
勝つために、あらゆる最先端のモノとコト、そしてお金を総動員できる国の選手は
もとから有利になるの決まってる。
選手の練習環境の整備にお金をかけられない国なんかは、その時点で不利。
こうなってくると、どこまでが本当に平等なオリンピックなのか疑問でしかない。
どこが平和の祭典なのかもわからん。
日本が開催国になった今回の開会式も、
なんだかなぁな演出。
有名人ばかりメインに引っ張り出して、
予定調和感満載だし。
どこかで見たことがあるようなパフォーマンスばかりだったし。
と、まぁ、悪口ばかり連ねてますが、でもやっぱりオリンピックは嫌いです。