また波が来た。少し気持ちが落ち着いていたのにな。
急に寂しさや孤独や自分の価値のなさ。
上手く説明できないけれど、直立不動の自分がマンガのように影で覆い尽くされて、風が正面から私を包んで通り抜けるみたい。いや、後ろからかな。
ともかく、通り抜けて気づいたら私はなんて薄っぺらな無機質な、意味のない浮遊物みたい。
そして、涙が出る。
恥ずかしくてしょうがない。こんなちっぽけな人間で。
そういえば、占い師に言われたな。あなたはプライドか高いって。
嫌われたりバカにされたり無視されたり、適当に扱われたり、そんなの当たり前のことなのに変にうがって、恥ずかしいなんて…反省しなくちゃ。
人前では前向きでいなくちゃいけない。
恋だってしたいから、こんなネガティブ思考だってバレたら誰にも相手にされない。
ともだちにだって知れたらオオゴト。
誰もいなくなる。
人はそんなことで離れていく人は本当のともだちじゃないとか、大した男じゃないとか簡単に言うけれど、それって幻想。
みんないなくなるんだから。
そもそも私に魅力が1つもないんだから。
人に会う予定もないし、傷つけるかな。
自分を罰して、そして傷つけて縛り付けるの。
あなたは不幸に愛されてるんだから、
しあわせなんて言葉縁がないんだよ。
バカじゃないの。
愛されるなんて思うなよ。
私は最低で最悪で例えようのないブスで、誰かがわたしの相手をしてくれるのは、施しだから。
そして私じゃなくて、彼や彼女たちかが素晴らしい人たちだからよ。
自分には価値がない、って理解した人が本当の自分の価値に気づけるんだよ。
他者承認の価値なんざ麻薬と一緒。一時的にハイになるだけですぐ足りなくなる。そしてまた求める。その繰り返し。「自分には価値があると思いたがっている人間」でしかないよ。SNSを覗けば一目瞭然。
あなたがどんな人かは知らないけれど、自分に(他人様から認められる)価値はない、と思ったのなら、次は自分で自分を愛せるようになるよ。
それと、この文章だけでもわかるあなたの価値が1つある。「周りの人を素晴らしいと思える心」だよ。それが劣等感からくるものだったとしても、隣人をリスペクトできる人はそうはいない。ネガディブでちょっと自分に酔ってるけど素敵な心を持った人だね。私は好きです。