とにかく生きる意味がない。
月曜
昼休み後理科室に行こうとしたら角で好きな人(Hさん)と鉢合わせして驚いて野太い声が出てしまった。
叫んでしまった後悔から月曜はずっと落ち込んでいた。絶対引かれただろう。
去年の4月に入学してからHさんとまだ1度も話したことがない。
Hさんが鶏とかでない限り記憶に残ってしまったんじゃないか。なんであの時叫んだんだろう。
だけどHさんの記憶に残ったんなら叫んだくらいいっかと、そこまで気にすることでもないから立ち直った。
火曜
午後からなぜか気分が上がらずにずっと
学校だるい、早く終わって欲しい
と思って過ごしていた。
いつもの倍、学校が辛いと感じた。
特に理由はないのに。
水曜
先生にみんながいる教室で怒鳴られた。唯一の救いはHさんが教室にいなかったことだ。嫌だったなぁ。まだ怒鳴られた瞬間を鮮明に覚えている。
それと、Hさんの好きな人はMなんじゃないかと思い込んで、悩んで疲弊した。
ぼくの好きな人(Hさん)とMの好きな人(Nさん)。
どっちもぼくのことなんて眼中どころか目の隅にもいなくて、きっとぼくの友達のことが好きなんだろう。だってHさんもNさんもいつもMのことを見ているから。
Mは可愛いし、ぼくより明るいし、人とたくさん話すし、笑顔が多い。
だけど対照的にぼくはブスで、あまり根が明るくないから明るさを作っているし、人見知りだかし、ぼくはよく笑っているつもりだけどMはツボが浅いからMよりは笑わない。笑顔の印象はMの方が強いだろう。
ぼくは男子とは必要最低限しか話さない。
前は男子と話す時は「はい/いいえ」なら頷く、答えなきゃいけないなら小さい声で少しだけしか話さなかった。
今は相槌や「うん」「そうだね」「ありがとう」など簡易的なことが話せるようになった。話もそれなりにできる。
でも印象はあまり変わっていないようだった。努力虚しい。
ぼくは何もかもがMより劣っている。
人と比べるのはよくないけど、Mは親友だからいつも隣にいる。嫌でも比べてしまうところはある。
みんなぼくかMかを選ぶのなら100人中96人はMを選ぶだろう。
優しさも明るさも体力も何もかもMより下だ。
ただ勉強はMよりできるが、それでもぼくは順位や点数は中間ほどだ。特に長所と呼べるほどでもない。
もうなんか生きていたくない。
生きたくて生きてるわけじゃない。でも死ぬ勇気も死ぬ理由もない。
ただ生きる理由がなくて、生きるのが辛くて、学校に行きたくなくて、人のことを考えて考えて考えまくった結果自分を責めてしまう今の状況を変えたいだけ。
ぼくは話したことがあまりない男子に名前を覚えてもらっていたら嬉しくなる。
でもMは言いました。
「そんなことで嬉しいの?おかしいんじゃない?覚えてもらってるなんて当たり前じゃん」
と。確かにそうなんだけど。
それを当たり前だと思わない人もいるのに考えを押し付けないでほしい。
でも本当にぼくっておかしいんですか?
ごめんなさいこんな自分語りばっかりして。誰か慰めてください。辛いです。