「お前さえいなければ、この家は上手く回るんだから。」
おとなしく夕食をひとり食べ始めようとしていた私に、父は言い放った。唯一の理解者だと思っていたはずなのに、母は、隣でその言葉を黙って聞いていた。反論もせずに。
これまで家族のために働いてきたこと、期待に応えられるように、がむしゃらに頑張ってきたこと、どんなことでも、ずっと味方でいてくれる母になら相談できると思っていたこと。全部間違っていたのだろう。
昔からずっと愛のない言葉をかけられる父から離れたくて、家を出た。年末くらい帰ってこいと言われ、渋々帰ると、この始末。
ここのところ睡眠薬を飲んでも眠れない。身体がしんどい。やる気も起きないのに、毎日死ねないから働きに行く。
家族なんて欲しくなかった。私なんて生まれてこなければよかった。愛してくれたのは亡くなったあなただけだった。でも怖くて死ねない。会いに行きたいはずなのに。
愛している人がいない、愛されることない世界。生きるより死ぬほうが楽に思えるから、早く終わらせてしまいたい。明日が来ない世界で眠りたい。
それは、もう親を捨ててもいいんだよ、という神様(的な何か)からのサインかもしれません。
親だろうが何だろうが、他人の期待に応えるために、あなた自身の健康と幸せを犠牲にする必要は全くない。それは実は愛情の有無にさえ関係なく言えることではないかと思います。
まずはよく寝て。自分にダメージを与える関係からは遠ざかる。疲れきっている時に考え事をするとネガティブなことしか出てこないから、全然関係ない気を紛らわせることをしたり、美味しいものを食べて心身をまず休養させる。小瓶主さんが大切な人にしてあげたいと思うように、ご自分に対して接してあげてください。
愛が不足した環境で育っても、それに同化しない小瓶主さんは、きっとご自分で思っているよりも、ものすごく芯が強いのではないでしょうか。回復されたら、きっとご自分のこれまでの努力と精神力に感心する日が来ると思います。
今は鬱状態のように思われますので、できれば受診もしてみては。家族関係の蓋をしてきた問題というのは、どこかでツケがまわってくると思います。違和感を感じながらも人の期待に応えようとする気持ちが大きい小瓶主さんに、今は体がストップをかけているのかもしれません。
だれのためでも、何のためでのなく、たまたま生まれてきただけです。ほんとうはみんな、自由に生きていいんです。