才能って、どんな分野何をするにしてもあると思う。
才能がないからできないって、大人の前で言ったら努力不足だって怒られると思うけど、
努力をどのくらい出来るかも、どれくらい自分に厳しくできるかも、やる気を失わないでいられるかも、才能と言うかセンスと言うか、そういうのって、あると思うんだよ。
そしてそういうものが、自分には壊滅的、致命的なほどにないということに、最近気づいた。今更。
自分でも驚くほどに、自分って不器用だった。
4歳のころから始めたピアノも、小学校低学年のとき、誰とも遊ばずに一日4,5時間は練習してコンクールとか出てた。
でも、なんか中途半端。あれだけやったなら、もう少しできていてもいいのにって、少しだけ思う。
中学受験も全落ちしたけど、勉強不足だったとは、あまり思えない。じゃあ何で落ちたのかって話だけど、それはわかんないけど、空いているすべての時間は受験勉強、してたよ。
習字もそう。物心ついたときからやってるけど、同じ年齢のあとから入ってきた人たちと比べたら、自分ってめちゃくちゃ下手。
自分でも分かる下手さ。
部活も、初心者でテニス始めて一年たったけど、他の一年生に比べたらまだサーブすら怪しいのだ。
高校に入ってからの勉強も、人並みにやってるとは思うんだよな。課題もちゃんとこなしたのに、確認テストで課題と同じ問題が出たとき、全部間違えた。先生に課題やってないと思われてるだろうから、もう最悪。
別にサボろうとしているわけではないけど、朝起きるのも苦手。普通の子は、朝がしんどいって言っても遅刻はしないくらいの時間には起きられるそうだけど、それも無理。
ちなみに9時とかに寝るのに、起きれなくて遅刻する。授業中も寝ちゃったりする。
今までも自分が「センスのあるほう」だとは思ってなかった。でも人並みに、もしくはもう少し努力すれば普通に何でもできるって思ってたし、ピアノも習字も勉強も、もう少し頑張れば何かコツを掴んで開花するんだと、信じてた気もする。
でもそろそろやってらんねーなって思い始めた。
15のガキが人生を分かったみたいに語って申し訳ない。でもそろそろ疲れてきたんだよな。
結果も出ないのにひたすら努力することに。
多分明日も朝は起きれないのだ。授業を受けていたら涙が出てくるのだ。勉強は全く分からないのだ。部活で出来なさすぎて他の人に迷惑をかけるのだ。習字は上達しないのだ。音楽活動をこのまま続けたって、いい歌はかけないのだ。
大学受験も落ちるか、受かったって今みたいに入学してから周りの優等生さに押し潰されるだけなのだ。
音楽活動は多分受け入れられないし、私を棄てたあなたへの未練くらいしか詠えないのだ。
またこうやって女性を好きになっても、叶うことなどないのだ。一生独りのままだ。
仕事についてもこの不器用さでは人に迷惑をかけるだけだ。
自分には才能がなかった。
生きている意味などないのだ。