親の考え方が嫌い。ＬＧＢＴや外国人に対して排他的というか差別的というか。
母は、SNSでは顔と名前を晒せと言う。確かに匿名だと批判などしやすいかもしれない。けれど、言論の自由は？それが保証されず、某国のように削除・粛清の社会になったら？もう一つ。それこそ宛メのように、相談する相手もなく苦しんでいる人が、匿名で誰かと繋がれる場所も必要じゃない？
母は、ＬＧＢＴは主張し過ぎだと言う。理解が進まず主張しないといけない社会、でも主張したら考え無しに批判される社会を、変えるべきじゃない？もし自分の娘がマイノリティだったら、どうする？今のところ、私が好きになった人は皆、異性。けれど今、性には色々あることを知っている。ＬＧＢＴだけじゃない。もしかしたら、次に好きになるのは同性かもしれない。
外国人が日本の良くない点を指摘すると「じゃあ来るな」。自分を顧みない。政治家を批判するばかりで、内容は薄っぺらい。親は絶対で、「誰のお陰で飯が食える？」とか。友達と話しても、こんな古い親、いない。
親は一方的で、一面しか見ていない。私は物事を多面的に、客観的に捉えたい。けれど両親と理解し合うのは難しいと思う。
悪いことばかりじゃないよ。一日の半分以上はニュースだから、自分の意見は言えるようになった。
ご意見に共感しました。
古い親というより、そういう保守的な人はこの国にたくさんいると思います。彼らの反応はLGBTに対しても、日本や日本人に対して問題点を指摘されたときも、まったく同じです。自分の価値観が絶対すぎて、違う価値観を受け入れる余地がまったくない。だから言うことが無意味にきつかったり差別的だったり、違う意見の相手を見境なく罵倒したりする。自分の誤りを認めることがなく、だから言動を反省することもない。
彼らが変わることはまずないでしょう。たちの悪い宗教と一緒です。私も長いこと試みてはきましたが、彼らと話し合う余地はまずありません。彼らが変わるとしたら本人たちがよほど痛い目に遭って、自ら変わる必要に迫られた時だけでしょう。
私にはレズの友達がいます。最近は日本でもレインボープライドとか、LGBTであることを堂々と示そう、差別的な考えに反対しよう、という動きが活発になってきてはいますが、彼女に意見を聞いたところきっぱりと「自分は一生自分のことを公にしない」と言われました。彼女だけではありません。彼女との繋がりで何人もLGBTの人を紹介されてきましたが、全員意見は一緒でした。私がLGBTな性質をまったく気にしないと聞いたときの彼らの反応も全員一緒で、「あなた本当に日本人？」でした。彼女たちがどういう体験をしてきたか、その一言でも十分察しがつきます。
悲しいですよね。同じ日本人どうしでさえ、日本人が信用できなくなっているんです。それはこの社会ではあまりにも価値観が凝り固まりすぎていて、「普通でないもの」「まわりと違うもの」は排除や侮蔑の対象でしかないからです。これはLGBTに限った話ではないですけどね。自分をさらけだしてもいじめの対象になるだけなら、他人を信じるなんて無理な話です。
SNSに関しては、偽名を使いアニメキャラや物の画像をアイコンに使う人が圧倒的多数なのは世界でも日本だけのようです。実名を使えば、と言われるとみんな尻込みしますよね。日本は安全だ、日本人は親切で礼儀正しい、と自慢気に言っている人が多いにしてはおかしな話です。
実際に実名を使うことでそんなに危険が多いのだとしたら、日本に関するよい評価もかなり割り引いて見なければいけないかもしれないですよね。そしてもし本当にたいして安全でないのであれば、まずはそれを認めない限り改善のしようもありません。
何が正しくて何が間違いか、はその人の価値観次第でいくらでも変わるので一概には言えません。むしろ何かが正しいと断定してしまうと、別の差別を生むことにしかならないでしょう。
ただ、当たり前、とされていることにこそ疑問を持つという姿勢は、変化の激しい今の世の中では大事なことではないか、と思います。
