特大の試練がやって来た。地味に。のたうち回る
ような苦しみを伴った。真実に近いほど言葉で
表せるものではないと思っている。数日前から
表裏は思考に上ってきていた。物事には表裏が
あって同じものを指し示していること。酷い
絶望感に苦しめられていた。他に何も考えられず
顔が歪み全てが間違いだと感じられる。答えが
全く見えない。存在するのかも分からない。
泣いて喚いて心が痛くて。すると急に絶望の
裏側にある愛が見えた。表裏の関係にあること
を今更ながら知った。愛に時間も空間も関係ない。
同じ時間にいなくてもどんなに離れていようとも
愛は愛である。そしていつも絶望と背中合わせ
にある。すると絶望と愛でできた球体が見えて
やっと繋がれたという感覚があって違う次元に
行くことができた。飛行機が雲を抜けて上空を
抵抗なく飛んでいるような。どこか楽しくて。
天使たちと戯れているような。さっきまで取り
憑かれていた邪がすっかり抜けてスッキリした
気分。頭がおかしいと思われて当然だと思う
けれど言葉で表してみた。もし自分一人と向き
合う時間が取れる環境になければこういう気付き
を受け取ることはないと思うからそういうこと
なんだろう。それにしても今回はキツかった。
前もそうだったかな。産みの苦しみというか。
今となってはありがたい。