もののけ姫を観賞して思った事。
毎回みる度に思うのですが、
やはりこの作品というのは
この淀んだ世界に
一石を投じる素晴らしい作品なんだなと改めて実感しました。
さすがです。
私は個人的には
獅子神退治の場面が好きです。
なぜなら
この場合では
我々人間・動物の世界観の違いであったり、
人間のしんりの裏表を
見事に表現されてているからです。
これも
常人には出来ない
素晴らしい業です。
次に
そう思った理由についてですが、
先ず例えば
獅子神様ですね。
これは
動物の鹿の姿をした神様なんですが、
この神様には
不思議な力があります。
それは
動植物に命を与えているということです。
反対に
動植物の命をも吸い取る者もいます。
それはダイダラボッチという妖怪です。
ただし、二者は同一人物です。
あくまで人格の様なもの。
前者の
命を与える神様。
これが霊界,つまり霊魂であるからして
獅子神様は決して死なないんです。
なぜなら
魂と肉体は別々ですよね。
だから
魂オンリーの状態
すなわち獅子神様では
肉体で感じることのできる痛みを一切感じない。
だから強いんです。
一方、
デイダラボッチと呼ばれる方
つまり
命を吸い取る悪魔的存在の方では
肉体そのものはあっても
魂は無いですから
簡単に死してしまいます。
そしてこの悪魔くんが
倒れる。
つまり朝日を吸収する時、
森に命が与えられます。
森が甦ります。
素敵ですね。
というのも、
陰の本性の方(デイダラボッチ)は
陽の波動に替わってしまったからです。
ただし誤解すると困るのは、
「自殺の場合、永遠悪魔は悪魔でしかない」という事をお忘れなく。
実際そうですから。
「何だかんだいって、
このお話は
自然の摂理に一致しているのではないでしょうか。」と私は思いました。
ともかく
素晴らしい作品です。
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