私の母は私が4歳か5歳のときに離婚して、それから女手一つで私が大学生になる今まで育ててくれました。
母にはなんでも話せる関係で、今まで色んなことを相談したり酷いことを言って傷つけてしまったりしたことも会ったのですが、ひとつだけどうしても言い出せないことがあります。
それは父に会ってみたいということです。
幼いときに1度だけ父に会いたいと言ったときに、もう連絡も取れないし別々の人生を歩むことになったから会えないよと言われたのですが、今はSNSや戸籍など会う手段はいくらでもあると思っています。
しかし、なぜか母に今それを伝えると傷つかせてしまう気がして何年間か言い出せないままになっています。
父と母は性格の不一致で離婚してしまいましたが、それまで何度も話し合いを重ねていて、最後まで関係は良好であったと思っています。
最後の日に父と雪だるまを作って遊んで泣きながら別れた記憶はずっと強く自分の中に残っています。
もう何年間も母とこのことについて話してはいませんが、今もう一度話してみると小さい時とは違う答えが帰ってくるのではないかと思い聞いてみたい気持ちがありつつ、母につらい思いをさせたくなくて悩んでいます。
どうするのが正解なのでしょうか?
ちなみに今は父親の名前も覚えていないし、SNSや連絡先、住所など何も分からない状態です。
素直に気持ちを話してみるといいと思います。
ただ、覚悟が必要だとも思います。
「最後まで関係は良好だった」とありますが、おそらく円満な離婚じゃなかったんだと思います。
本当に夫婦として合わなかっただけの円満離婚なら、別居して子供の親同士としてならうまく付き合っていける場合は多いです。それならお母さんは、あなたとお父さんを面会させたはずです。
また、お父さんの方も、仮に遠くに住んだとしても、年数回しか会えなくても、会いに来るはず。娘に会いたいはずです。
つまり、今まで面会が出来なかった理由は、お父さん側にある可能性が高いということです。
極端なことを言えば、お父さんが不倫して、お母さんは不倫した父親を子供と会わせたくないとか。
逆にお母さんが不倫して、お父さんがこんな妻は要らない、その子供も要らないと全部見捨てたとか。
他の女性との間に子供が出来て、あなたと会わなくてもいいと思ったお父さんが面会を放棄した、つまりあなたに会いたがらなかったとか。
そうなると、あなたが会ってみたいと言っても、お父さん側から面会を渋られる、拒絶される、そういう可能性もあるのです。
とっくに愛情はなく、ボロボロの関係でも、子供の前では見せずに「最後まで良好」でいてくれたのかもしれない。
離婚後も、お母さんはあなたを傷つけないように、お父さんのイメージが悪くならないようにしてくれたのかもしれない。
あなたはお母さんを傷つけるかもしれないと悩んでいますが、いろいろな話を聞いたら、一番傷つくのはあなた自身かもしれない。
その覚悟は持ちましょう。