本当にその通りだと思います。
女性活躍なんてスローガンだけで、結婚・出産かキャリアか?の選択を迫られるのは圧倒的に女性が多いですし、育休の取得率も男女で相当違いますからね。
実際、私の職場でもそうでした。
必死に努力して正社員になれたとしても、昇進・昇給のスピードは男性の方が早くて、管理職はほとんど男性、という職場も多い。
ガラスの天井、というやつですね。
就職以前に、就活中の女性がリクルーターの男性社員から性被害を受ける事件も後を絶ちません。
介護・看護や保育のような「女性に合った仕事」の賃金が低いのは、そうした仕事は家庭のなかで女が無償でやるべきこと、という家父長制の古い考え方が根底にあるからだという説を聞いたことがあります。
エッセンシャルワーカーほど社会的地位も賃金も低い。
有名医大の入試でも、女性が不利になるようにな点数操作がされていたことが発覚して、大問題になりましたよね。
最近では某テレビ局の「女性上納」問題が大きく取り沙汰され、その記者会見でも上層部の女性蔑視発言が飛び出す始末。
私の職場でも、「若くてかわいい」女性社員が、取引先との懇親会の「おもてなし要員」として動員されたことがあります。
女性を「産む機械」としか見ていないような政治家も相変わらずいるし、そもそも女性政治家の割合自体が低いです。
実体験でもニュースや本から得た情報でも、この国がいかに男尊女卑の思想に染まっているかを思いしらされ、絶望的な気持ちになってしまいます。
どんな性に生まれても、理不尽な性差別を受けて傷つくことなく、自分の境遇に納得できる社会であってほしいですね。
そのためには、政治経済や文化慣習全てにおいて、差別やバイアスを可視化し、少しずつでも変えていかなきゃいけないな、と思っています。