行きたい大学がある。
到底受験が許されるレベルにも達していない。
模試の偏差値は低迷し、必死で勉強しなければならないと思うのに、自分はいつまでもスマホの画面から目が離せない。
あと一年で受験だと思うと身を焦がす想いに駆られるのに、自分は結局一日何もしない。
行きたい大学の学祭にすら行けない。烏滸がましすぎて、目指してることを人に言うことすらできない。
受験失敗するだろうなとは薄々思っている。
いつもつらい。努力できない自分の精神性がつらい。
無駄に参考書ばかり買い揃え、焦るばかりで何もしない自分をふと俯瞰してみるのが心底つらい。
自業自得だとみんな言う。
確かに自業自得だ、しかし、このつらさをどうにも消化しきれない。自分だって、努力できるならしたいんだ。
自分が希望の大学に受かる可能性は極めて低い。絶望している。
今からそんなふうでは、いつか不合格通知を受けた暁には狂って死んでしまうのではないかと思う。
そう知っていても何もしないんだ、自分は。
書いていて情けなくて涙が出てきた。
私は関西にあるR大学の元浪人生・現三回生です。
本当はD大学に入りたかったのですが、英語が足を引っ張り落ちてR大学に行くことになりました。このときは本当に絶望して辛かったですし、浪人生なんて自分だけで楽しいキャンパスライフ何て送れないだろうと悲観していました。幸せそうな通行人を見るたびに突き落としてやろうかと危険な思想を持っていたときも一時期ありました。
けれども入ってみると意外と楽しいものです。留学や浪人、家庭・お金の事情、留年などで年が被ってる人なんてざらにいますし、「もう孫がいるんじゃないか?」と思うような老婦人も熱心に勉強しています。
同級生はひとつ年下になりますが、冬休みに大学のシアタールームを借りて鬼滅の刃観賞会をする予定です、それほど普通に仲良くなれます。旅行にいったり飲みにもいってます。
また、私とは反対に「やっぱり諦めきれない」と思った人もいました。彼は一年間仮面浪人し、翌年K大学に入学したそうです。
失敗したって大丈夫です。
というか、大学受験で失敗してる人なんて世の中ごまんといます笑。
浪人したって何なら私は高校中退していますが、いまや普通に楽しく通学しています。高校生の時はこんなできが悪いの私くらいだと思っていましたが、こんなやつが世の中意外と一杯います。
失敗するのに努力する意味はあるのだろうか?そう思うかもしれません。
いま努力すれば、来年もし浪人するなら早いスタート切れると言えますし、少しだけでも努力すればちょっとくらいいい大学または、希望の学部には入れるかもしれません。(個人的には大学よりも、入る学部を間違えると大学生活の勉強面が悲惨です)
今は大変な時期だと思いますが、思い詰めて取り乱すより、冷静になって少しでもより良い未来をつかんでください。
どうか安心して挑戦してみてください。