学校で面接用のプリントが配られて、書かれている質問に、素直に答えなきゃいけないらしい。そういうのは苦手だ。
いくつかは考えたけど、量も多く、難しくてお母さんに相談した。そしたら、いろいろ指摘された。別にそれはいい。いつものことだ。
ただ、「この世の中で、一番嫌いなものは何ですか」という質問に、私は「自分です。」
と書いていた。自分でも忘れてた。
それに対してお母さんは、「私が面接官だったら落とす。」と言われた。そりゃそうだ。
でもそれは私にとって本心で、私だって書きたくないことだった。
なぜ私がそう書いた理由すら、お母さんは聞いてこなかった。
まぁ、私に関心を持ってほしい訳じゃないけど。…少しくらい、苦しいっていう私の思いに触れてほしかった、私を産んだ人に。
ワガママだ。
お母さんに、「本当に自分が嫌いだったら、この世にいないでしょ。」とも言われた。
………え?……じゃあ、消えればいいの?
私が、自分の意思で、この世から消えたら、
私は自分が嫌いだったってことを認めてくれるの?
消えればいいの?
ねぇ、そういうことだよね?
自分の気持ちを理解してもらうには、私は死ななきゃいけないの?
お母さんに理解してもらうために?
…そっかぁ。ふーん。
私は死んだら地獄行きかなぁ?
…なんで私って生きてるんだっけ。