自分には、人として生きるのは無理だと思っていた。
だから、昔書いてた小説は、みんな主人公の子が人扱いされてなくて
呪われた血筋だとか、家系だとか、種族ごと迫害されてたりとかして
行く先々で、みんなと同じ人なのにまるで人じゃないような扱いを受けて
傷だらけで文字通り死にかけながら世界を恨んで、血を吐くみたいな気持ちで生きて
最後はそれでも、誰かの為に死んだ。
世界を守るためだとか、愛していた人の為だとか。
好きな人を生き返らすためだとか。
そういうのが美しいと思っていたのかも、しれない。
けど、数年前に、ようやく一つの作品を書き終えて、完成させて
馬鹿だなぁと思った。
なんで死ななきゃならんのやって。
完全に、主人公が自己投影で
無意識に、自分の事を描いてたんだと気づいてから
「自分は人じゃないから、誰かの為に死ななきゃ認めてもらえない」って
ずっと思ってたと気づいて
拍子抜けした
その後でものすごい怒りが湧いた。
ファンタジーでもない、こんな、今の平和な日本で
なんで私は、
人の為に死ななきゃ
人間扱いされないなんて思い込んで生きてるんだろうって
そんな思い込み、どこで植えられたんだろうって
でも、明確なきっかけも原因もわからなくて
親戚からはぶかれたり無視されてたこととか
親が怖かったとか
それにしたって、死ななきゃ人になれないなんてどんな思い込みだよって。
でももう、たくさん死んだので。
私はちゃんと人になりました。
ということに、しています。
作中のキャラ(主に主人公とその恋人)が亡くなる率はすごく高いです私の小説。
だからなんだ、って話だけど
たくさん、しんで、やり直せた気がするんです
辛いことも、嫌なことも、きっと現世で生きてるだけじゃどうにもならなくて
それを、作品の中で死んだり綺麗に終わらせたり色々してるうちに
現世の方も、少しは楽になったり軽くなった気がする
他にも言いたいことがあったけど、これは内緒にしておきます。
大事なことは、言わないほうが成功するみたい。最近気づいた。
叶ったら、また報告に来ます。
まとまりのない一人がたり、最後まで読んでくれてありがとう。
優しいお返事がもらえたら、すごくうれしい。感想とか、雑談とか!笑