自殺しようか迷い続けてもう六年経った。何度も自殺未遂をして、このサイトの甘い言葉に何度か救われて、それでも何一つ改善していない

自殺しようか迷い続けてもう六年経った。
何度も自殺未遂をして、このサイトの甘い言葉に何度か救われて、それでも何一つ改善していない。中学、高校、大学と進んでも、この先の将来に全く希望が持てない。
統合失調症と診断されたのが二年前。薬を処方されるようになって、幻聴が減ったと思っていたけれど本当はそれが幻聴から妄想に変わっただけだった。声として認識しているか、自分の考えとして認識しているか、その程度の違い。どちらが本当に正しくて、どちらが間違っているのか僕にはもう分からない。
死ななければいけないと考えるのは間違っていると大学のカウンセラーには言われるけれど、本当にそうなのか確信が持てない。自分はどんどん駄目になっていくように感じる。出来たはずのことも出来なくなっていく。
休息は現実逃避だ。気分転換だってつまるところは現実逃避だ。末端の感情の揺れ動きをどれだけコントロールしても、本質は何も変わっていない。自分は無能で要領が悪くて普通に考えて生きていくことも出来ないという現実だけが残っている。
普通が分からない。カウンセラーやいい先輩と話して自分が虐待されていた可能性を示唆されたけれどそれも妄想なのかもしれない。統合失調は不治の病だ。どこまでが思い込みなのか、どこからが被害妄想なのか、自分でも分からない。
自分が死んだ後誰かが悲しむ姿を時々妄想する。それを自分が見ることはない。自分が死んだ後も世界は残るけれど、それを見ることが出来ないならそれを考えることにどれだけの意味があるのだろう。
誰かに心配されたいだけなのかもしれない。ただかまってほしいだけなのかも知れない。それでも自傷はばれないように太股と二の腕を切っている自分が分からない。
完全に狂ってしまいたい。典型的な統合失調症のように死神がどうとか、宇宙人がどうとか、完全に妄想にとりつかれてしまいたい。中途半端に人の目を気にして、中途半端な常識があるせいで余計苦しんでいるのかも知れない。
将来の展望と誇大妄想の違いが分からない。自分には将来なんてない。この前の放火事件のせいで統合失調症は雇って貰えない。そもそも能力が足りない。
カウンセラーは無能でも無能なりに生きていく方法があるというけれど、それは自殺の原因が病苦から過労に変わるだけじゃないのか。だったら今死んでおく方が幸せなのではないのか。
宗教を信じてみたいけれど、仏教では殺生をしたら地獄に落ちるという。自殺でも老衰でも、地獄に落ちるのは違いはない。なおさら自殺した方が正しいのではないかと思うけれど、カウンセラーは違うという。
自分以外の人間が皆完璧に感じる。完璧な人間のミスはミスではなくて個性だと思う。自分には何かが足りないけれど、それが何なのか分からない。その足りない物が分かったとしても、結局自分は欠陥品だという現実には変わりがない。それを理解したところで死ぬべき理由がもう一つ増えるだけだと感じる。
完璧だから欠陥品の自分に手を差し伸べてくれるだけで、助けてもらっているのはただぶら下がっているだけで、死ぬしかない現実は変わらない。
来世があるなら完璧な人間に生まれ変わりたい。完璧な人間はいないというけれど、僕にとっては僕以外の人間すべては完璧だ。完璧な人間のミスは個性で、僕のミスはすべて欠陥だ。努力してもあまり改善しないことの方が多い。
わからない、自分は努力しているんだろうか。改善しようという意欲があるんだろうか。カウンセリングに通うことも薬を飲むこともすべて甘えじゃないのか。統合失調症の診断はつまり社会で矯正できない甘えのことを指すのではないのか。精神病は甘えじゃないのか。骨が折れている訳でも内臓にダメージがあるわけでもなく、感情で体が動かないだとか考えがまとまらないというのはただの能力の不足なのではないのか。
なおさら死ぬしかない。だけれどカウンセラーは死ぬのはいけないという。すべてが矛盾している。死ななければいけないけれど死にたくなくて、本当は死にたくないのに死にたいと思っている。死にたいと思うのは努力できない言い訳かも知れないけれど、死にたくないと思うのは甘えだ。